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ナミビアで保護された珍獣の赤ちゃん 犬でも猫でもない この子は何の動物?

By - grape編集部  作成:  更新:

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出典:ZURI Orphanage

アフリカ南西部に位置するナミビア共和国。ある日、トラック運転手の男性が仕事の前に車のタイヤを点検していたところ、フロントタイヤのそばに何かがあることに気が付きました。

それはなんと ツチブタの赤ちゃん!
驚いた男性は赤ちゃんの母親がいるかもしれないと思い、辺りを探しましたが、見つからなかったということです。

そのまま放っておくわけにいかないと思った男性は、地元の動物保護団体【ZURI Orphanage】に連絡し、ツチブタの赤ちゃんは無事に保護されました。

生後2ヶ月と思われるツチブタの赤ちゃんは、【ZURI Orphanage】のエリカさんによって”ET”と名づけられました。(あの有名な映画の主人公です。)確かに肌の感じがなんとなく宇宙人のETに似ているような気がします(笑)

The Dodoによると、これまで様々な動物たちを保護してきたエリカさんですが、ツチブタを育てたことは一度もなかったのだとか。そのため哺乳瓶の形からミルクの種類まで、ETにぴったりのものを見つけるためにいろいろと試してみたということです。

そしてまもなく、ETは同じ施設で暮らす犬たちと”ご対面”の瞬間がやってきました。

初めて見るであろうツチブタに対して、犬たちはどんな反応をするのでしょうか?

ETを見た犬たちは最初こそやや困惑した様子だったそうですが、すぐに仲良くなって一緒に遊び始めたということです。

エリカさん:
ETは目が覚めるといつも、犬たちのあとをどこにでもついていきたがるんです。犬たちが散歩に行くと、ETも一緒に行きます。
ETは自分がツチブタだということに気が付いていないと思います。彼は自分が犬だと思っているのではないかしら。

The Dodo ーより引用(和訳)

自分のことを犬だと思っているらしいET。おそらく犬たちも同じようにETのことを、”ちょっと見た目の違う子犬”だと思っているのではないでしょうか。

そんな小さかったETも今ではずいぶんと大きくなりました。いずれは野生に帰す必要が出てきます。エリカさんはETが無理なく野生の生活が始められるように、屋外で過ごす時間を徐々に増やしていくなどして、少しずつ慣らしているそうです。

ETにとってエリカさんはきっとお母さんのような存在のはずです。別れはつらいことと思いますが、ツチブタにとってはやはり野生で生活するのが良いことなのでしょうね。

そんな【ZURI Orphanage】では、なんと2匹目のツチブタの赤ちゃんが保護されました。さすがはアフリカ。保護される動物も犬や猫だけではないのですね。

今度はメスで、エリカさんはETを育てた経験を活かして新しい赤ちゃんの世話をしているそうです。

ツチブタってこんなに表情豊かでかわいい動物なのですね。エリカさんはFacebookに投稿したETと一緒に写る写真に「アフリカに住んでいるってなんて素晴らしいことなのでしょう」とコメントしています。

保護された動物たちが幸運なのではなく、「彼らの世話ができることが光栄なこと」と話すエリカさん。

確かに私たちは日々、動物たちから癒しや笑顔をもらっているのだと思います。誰もがそんな気持ちで動物たちと共存していける世界になれば理想的ですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
ZURI OrphanageThe Dodo

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