幸せそうな花嫁の写真 彼女が1人きりの理由が胸に突き刺さる
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
鮮やかな緑がまぶしい川べりで、幸せそうに寄り添う1組の男女。
純白のドレスに身を包んだ女性の名はハンナさん。彼女の安らかな表情の裏には、悲しい事情がありました。
最愛の人の死
ハンナさんは、恋人のレインさんと長い交際期間を経て2016年の春に婚約しました。将来暮らす家やいずれ生まれる子どもの名前などについて、幸せな会話を繰り広げていたといいます。
ところが2017年2月に、彼は交通事故でかえらぬ人となってしまい、ハンナさんの人生は一変。耐え難い悲しみに、泣いてばかりの毎日を過ごしていました。
夢の中で、再会
ある日ハンナさんは、着る機会を失ったウェディングドレスに身を包み、1人でフラフラとさまよう夢を見たのだそう。
彼女の目の前に、とびきりの笑顔でレインさんが現れ、こうささやきました。
「可愛いハンナ。泣くのはもうやめて、せっかくの美しい顔が台無しだよ。
きみは強い。きっと乗り越えられるよ」
夢から目覚めたハンナさんは、レインさんと生前に交わした『ウェディングフォトを撮る約束』を思い出しました。
誰より愛した彼との約束を、諦めたくない…そんな思いが芽生えたハンナさんは、写真家のホリー・ガネットさんにウェディングフォトの撮影を依頼しました。
1人で撮影に挑んだハンナさんの表情は穏やかに見えます。『最愛の人』との時間を振り返り、思い出をかみしめていたのかもしれません。
大切な人をうしなう悲しみは、当人にしか分からないもの。ハンナさんの体験した絶望は、私たちの想像以上だったことでしょう。
ですが、時間の経過と共に、残された者は少しずつ前を向いていかなくてはならないのも事実です。
合成の写真だとしても、ウェディングフォトの中でほほ笑む2人は、とても素敵な夫婦に見えます。
[文・構成/grape編集部]