「下さい」と「ください」、「頂く」と「いただく」は意味が違うって知ってました?
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敬語ひとつで、あなたの印象は変わります
メール・手紙で多用されている間違い敬語
何の疑いもなく使っているその敬語、実は間違いかも!?
あまりによく使われているので、もはや一般的になりつつある表現もあります。しかし間違いは間違い! 特に気をつけてほしい3つを挙げましょう。
これはNG!【1.~させていただきます】
「させていただく」は、相手の許可や依頼、恩恵を受けている場合に使う表現です。これから許可を取りつけたい時に「~させていただけますか?」ならば正しい用法ですが、許可も依頼もないことを「~させていただきます」と表現するのは失礼にあたります。
例えば「締め切りは月末とさせていただきます」「貴社を担当させていただきます」など、決定事項を相手に伝える際は「~しております」「~いたします」「~です」としましょう。つまり、「締め切りは月末です」「貴社を担当いたします」となります。
これはNG!【2.ご承知おきください】
そもそも「承知」とは“要求を聞いて引き受ける”“旨を承って知る”という意味があり、謙譲のニュアンスがあります。その「承知」に「ご」をつけるのは間違っていますし、「承知おきください」では“知っておいてください”と上からモノ言う感じになってしまいます。よって、目上の方に“知っておいてほしい”ことを伝える時には「お含みおきください」を使いましょう。
これはNG!【3.~ればと思います】
「明日10時にお越しいただければと思います」……よく見る・使う表現ですよね。実はこれも間違いなのです!
「れば」は条件表現ですから、その条件下でどうなるのかを合わせて伝えるのが通常の使い方です。つまり例えば「明日10時にお越しいただければお会いできます」となります。しかしこれでは相手に「明日10時に来い」と強制しているようなもの。目上の方に対して失礼にあたります。この場合は「明日10時にお越しいただきたく存じます」「明日10時にお越しいただけますか?」とするのが無難でしょう。
間違いに気づいた方、今日から正しい敬語を!
また、最近は年齢に関係なく、メール等で「よろしくお願いします」でよいところを「宜敷く、御願い致します」、あるいは「ありがとうございました」でよいところを「有難う御座いました」と表記する人がいます。
いずれも後者は時代遅れの漢字使いにも見えますよね。「漢字を多用すれば賢く見える」という考えは、今どきのメール、文章では逆効果となりえますし、こうした漢字使いはメールを受け取った相手にとって「この人、年いくつ?」「雑誌や新聞を読まない人なの?」と思われかねませんので、注意するようにしましょう。
―― 以上、今回は7つの間違い敬語を挙げました。
今回ご紹介した7つの間違いは、意外と誤用のまま使用されているケースが多いものばかり。皆さんも普段使っている表現はありませんでしたか? 新人さんなら別ですが、他人の間違い敬語はなかなか指摘しづらいもの。この記事を読んで間違いに気づいたラッキーな方は、今日これから送るメール・手紙の表現から早速気をつけてくださいね!
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