動物たちを残し、避難せざるを得なかった牧場の男性 数日後、彼は号泣した
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※写真はイメージ

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2017年8月下旬、アメリカ合衆国テキサス州を襲ったハリケーン『ハービー』。
テキサス州で牧場を営む男性は、豪雨に襲われ避難することになりました。しかし、彼には大きな迷いが生じていました。
(ここにいる動物たちを、置いていかなくてはならないなんて…)
避難所には、牛や豚たちを連れて行くことはできません。彼は、大切な家族である動物たちと一緒に避難することができないのです。
ですが、彼らの世話をする男性が命を落としては、元も子もありません。苦渋の決断を余儀なくされ、男性は避難することになりました。
ハリケーンが去り、牧場に戻って来た男性は…
ハリケーンが去った数日後、男性は牧場の様子を見に来ました。
彼が心配していたのは、家のことだけではありません。もちろん、残してきた動物たちのことが心配でならなかったのです。
強風によって荒れた道を進むと、目に入ってきたのは自分の牧場…そして、『大切な家族』の姿でした。
※2分26秒から2分54秒まで、残念ながら命を落としてしまった動物の姿が小さく写っております。ご注意ください。
「ごめんよ…本当にごめんよ…!大丈夫かい…!」
近寄って来たブタの姿が目に入った瞬間、涙を流しながら喜ぶ男性。
無事だった動物たちの姿を見るたびに、「ごめんよ」「大丈夫かい」「本当によかった」と、声をかけました。
アメリカのニュース番組『KHOU』によると、動物たちの安否については以下の通り。
男性は「避難した夜は、動物たちのことが心配で生きた心地がしなかった」と話します。避難所に連れて来ることができた愛犬を抱きながら、「彼らがつらい思いをしていませんように」と、神様に祈っていたそうです。
牧場が荒れ、命を落とした動物たちもいたとはいえ、奇跡的に数匹の動物たちが無事だったのは彼にとって大きな救いだったことでしょう。
自然災害は、悲しいことに人間の力ではどうにもなりません。ただひたすら、被害に遭った人たちが元の生活を取り戻すことができるよう、祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]