「まだ施設に運ばないで」 ストレッチャーに乗った女性の頼みに、救急車の隊員は
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森永卓郎さんが逝去 亡くなる前日にラジオで自身の容態明かしていた2025年1月28日、経済アナリストの森永卓郎さんが、原発不明がんのため亡くなりました。67歳でした。
オーストラリアにある『クイーンズランド救急車サービス』は、病院への緊急搬送などを請け負っています。
ある日、ハービーベイが担当地区である隊員は、救急車に1人の女性を乗せていました。病気から来る心身の痛みを癒すため、女性を緩和ケアの施設に運ぶ必要があったのです。
すると、女性は隊員に、次のようなお願いをしました。
もう一度、海が見たい。
いわれた隊員は、どうしたのかというと…。
ストレッチャーに乗った女性を、海の近くまで連れて行ってあげました!
海を見た女性は、涙を流して喜びを噛みしめていたそうです。
救急車に乗っていた、もう1人の隊員が撮影してFacebookに投稿したところ、たくさんの人が心を打たれました。
・なんて悲しく、美しい話なんだ。
・2人の隊員は偉大だよ!
・私の妻かと思った。私の亡くなった妻も、海が好きだった。
・故人の最後の希望を思い出してしまう…。
Facebookに投稿された文章には、こんな言葉が書かれています。
女性を病院へ運ぶだけでなく、願いを叶えた隊員は、まさに患者の心に共感していました。
海の美しさと、この隊員の温かさが、女性の心にいつまでも残り続けることでしょう。
[文・構成/grape編集部]