『熱証』『寒証』『平証』あなたはどのタイプ? 体質で分かる、健康維持のコツ 提供:再春館製薬所 By - grape編集部 公開:2018-05-02 更新:2018-05-22 ストレッチ食事 Share Post LINE はてな 基礎化粧品『ドモホルンリンクル』のCМでおなじみの再春館製薬所ですが、実は漢方の製薬会社だということをご存知でしたでしょうか。 同社には漢方の知識を持つ薬剤師が多く、肌表面だけでなく、体の内側からケアする薬学知識も豊富にあるそう。 2018年4月中旬に横浜市深谷俣野地域ケアプラザで開催された、公開講座『体年齢を知ろう!~本当はわたしの体は何歳?実年齢より若く!体質別イキイキと過ごすための健康法~』では、再春館製薬所の薬剤師が登壇。 それぞれの体質に合った漢方の取り入れかたを教えてくれました。 体年齢と筋肉量のチェック! 講座を始める前に、まずは体年齢をチェック。 筋肉量を測る『立ち上がりテスト』、各項目にチェックを入れる『体質チェック』を行い、自分の体がどうなっているのかを簡単に測定しました。 参加者のみなさんは、健康志向で日ごろから運動をされているかたが多かったためか、実年齢より若いという測定結果のかたが多くみられました。 実は身近な漢方講座 続いて、体質に合わせた漢方講座がスタート。 「再春館製薬所は、『ドモホルンリンクル』でよく知られていますが、元々は漢方の製薬会社なんです」 こう切り出したのは、再春館製薬所で薬剤師として働く古川美礼さん。 「漢方は、植物や動物などの天然のものから作られており、自然の力を人の力へと活用したもの。漢方はそもそも、『自己回復力』や『自然治癒力』を引き出すためのものなのです。ただし、人それぞれ体質が異なるため、その人に合わせた治療が必要です」 「東洋医学には『食養生(しょくようじょう)』という言葉があります。これは、旬の食材や、体質にあった食物を選び、食事をとることで体を健康に保とうという考えかた。例えば、『秋茄子は嫁に食わすな』ということわざがありますが、これは姑の嫁いびりではなく、秋茄子は体を冷やす性質を持っているので、体を冷やしてはいけないという思いやりの言葉なのです」 古川さんによると、人は大まかに『熱証』『寒証』『平証』の3つの体質に分かれるとのこと。平証に近いほど理想的なのだそうです。 実際のリストはこちら。 体質別の特徴や、おすすめの食材も紹介してもらいました。 熱証 比較的体力があり、体の機能が過剰に高まりやすい体質で、体に熱がこもりやすくなっている。 体の熱を鎮める作用のある寒性・涼性の食べ物を緑茶や豚肉などで適度に取り入れるとよい。 寒証 体を温める力が不足しているため、抵抗力や免疫力が衰えがちで疲れやすく、風邪を引きやすい体質。 体を冷やさないように温める作用のある温性・熱性の食べ物、具体的には紅茶やアスパラガスがおすすめ。 平証 バランスの取れた体質なので、平性の食べ物を中心に寒性や温性の食べ物を組み合わせながら現状の維持を。 イカやシイタケなどもおすすめ。 今日から始められる体操講座 自分の体質を確認したところで、最後は加齢によるケガを予防するための体操講座。まずは足の指ほぐしの運動から。 親指と小指をつまみ揺らします。足の指と手の指を組み、前後に倒し、それぞれ5秒ほどストレッチ。 逆の足でも同様のことを行います。指を開くだけでも脳に司令が行くので、続けていくと指が動きやすくなっていくそうです。 さらに太ももの筋肉を動かす運動や膝を抱えるストレッチ、お尻の筋肉を鍛えるために椅子の上でお尻歩きにも挑戦。 反射を鍛えるため、高齢者運動指導士の資格をもつ薬剤師が予告なしで行う動作をトレースするというゲーム形式の運動も行われました。 仕上げに椅子の背もたれに手を添えながら行うスロースクワット。 ゆっくりと行うことで、ダンベルなどを持たなくても、自重だけで負荷をかけることができるそうです。 【受講者の声】 ・漢方は病院でもらってくる『昔ながらの薬』程度にしか思っていませんでしたが、認識が変わりました。食養生の基本は、季節ごとに食事のメニューを考えるときの参考にしたいと思います。 ・夏場は麦茶を飲んでいたのですが、寒証であるということが判ったので、今年からは意識して紅茶や生姜茶を飲もうと思います。 体調変化や筋力低下が気になったら、「年齢のせい」と諦めるのではなく、まずは普段の食生活や運動習慣を見直すところから始めてみたいですね! [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
基礎化粧品『ドモホルンリンクル』のCМでおなじみの再春館製薬所ですが、実は漢方の製薬会社だということをご存知でしたでしょうか。
同社には漢方の知識を持つ薬剤師が多く、肌表面だけでなく、体の内側からケアする薬学知識も豊富にあるそう。
2018年4月中旬に横浜市深谷俣野地域ケアプラザで開催された、公開講座『体年齢を知ろう!~本当はわたしの体は何歳?実年齢より若く!体質別イキイキと過ごすための健康法~』では、再春館製薬所の薬剤師が登壇。
それぞれの体質に合った漢方の取り入れかたを教えてくれました。
体年齢と筋肉量のチェック!
講座を始める前に、まずは体年齢をチェック。
筋肉量を測る『立ち上がりテスト』、各項目にチェックを入れる『体質チェック』を行い、自分の体がどうなっているのかを簡単に測定しました。
参加者のみなさんは、健康志向で日ごろから運動をされているかたが多かったためか、実年齢より若いという測定結果のかたが多くみられました。
実は身近な漢方講座
続いて、体質に合わせた漢方講座がスタート。
「再春館製薬所は、『ドモホルンリンクル』でよく知られていますが、元々は漢方の製薬会社なんです」
こう切り出したのは、再春館製薬所で薬剤師として働く古川美礼さん。
「漢方は、植物や動物などの天然のものから作られており、自然の力を人の力へと活用したもの。漢方はそもそも、『自己回復力』や『自然治癒力』を引き出すためのものなのです。ただし、人それぞれ体質が異なるため、その人に合わせた治療が必要です」
「東洋医学には『食養生(しょくようじょう)』という言葉があります。これは、旬の食材や、体質にあった食物を選び、食事をとることで体を健康に保とうという考えかた。例えば、『秋茄子は嫁に食わすな』ということわざがありますが、これは姑の嫁いびりではなく、秋茄子は体を冷やす性質を持っているので、体を冷やしてはいけないという思いやりの言葉なのです」
古川さんによると、人は大まかに『熱証』『寒証』『平証』の3つの体質に分かれるとのこと。平証に近いほど理想的なのだそうです。
実際のリストはこちら。
体質別の特徴や、おすすめの食材も紹介してもらいました。
熱証
比較的体力があり、体の機能が過剰に高まりやすい体質で、体に熱がこもりやすくなっている。
体の熱を鎮める作用のある寒性・涼性の食べ物を緑茶や豚肉などで適度に取り入れるとよい。
寒証
体を温める力が不足しているため、抵抗力や免疫力が衰えがちで疲れやすく、風邪を引きやすい体質。
体を冷やさないように温める作用のある温性・熱性の食べ物、具体的には紅茶やアスパラガスがおすすめ。
平証
バランスの取れた体質なので、平性の食べ物を中心に寒性や温性の食べ物を組み合わせながら現状の維持を。
イカやシイタケなどもおすすめ。
今日から始められる体操講座
自分の体質を確認したところで、最後は加齢によるケガを予防するための体操講座。まずは足の指ほぐしの運動から。
親指と小指をつまみ揺らします。足の指と手の指を組み、前後に倒し、それぞれ5秒ほどストレッチ。
逆の足でも同様のことを行います。指を開くだけでも脳に司令が行くので、続けていくと指が動きやすくなっていくそうです。
さらに太ももの筋肉を動かす運動や膝を抱えるストレッチ、お尻の筋肉を鍛えるために椅子の上でお尻歩きにも挑戦。
反射を鍛えるため、高齢者運動指導士の資格をもつ薬剤師が予告なしで行う動作をトレースするというゲーム形式の運動も行われました。
仕上げに椅子の背もたれに手を添えながら行うスロースクワット。
ゆっくりと行うことで、ダンベルなどを持たなくても、自重だけで負荷をかけることができるそうです。
【受講者の声】
・漢方は病院でもらってくる『昔ながらの薬』程度にしか思っていませんでしたが、認識が変わりました。食養生の基本は、季節ごとに食事のメニューを考えるときの参考にしたいと思います。
・夏場は麦茶を飲んでいたのですが、寒証であるということが判ったので、今年からは意識して紅茶や生姜茶を飲もうと思います。
体調変化や筋力低下が気になったら、「年齢のせい」と諦めるのではなく、まずは普段の食生活や運動習慣を見直すところから始めてみたいですね!
[文・構成/grape編集部]