平野レミの料理はウマいのかを検証! 『料理愛好家』になったのは旦那のため?
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『料理愛好家』やタレントとして活躍している平野レミさん。
その独創的な料理や明るいキャラクターは、男女問わず多くの人から愛されています。
そんな平野レミさんの料理は「おいしいのか?」といった素朴な疑問や、『料理愛好家』になったきっかけ、夫についてのエピソードなど、さまざまな情報をご紹介します!
平野レミってどんな人?
まずは平野レミさんのプロフィールをチェックしていきましょう!
生年月日:1947年3月21日
出身地:東京都
血液型:O型
平野レミさんは、日本美術に精通し日本とアメリカの親善に務めたアメリカ人『ヘンリイ・パイク・ブイ』さんの孫で、日本人とアメリカ人のクォーターです。
幼少期から自由奔放で、近所の畑から勝手に野菜を持ち出し、青果店ごっこなどをしていたのだとか。
そんな平野レミさんが興味を持ったのが、フランスの歌謡曲であるシャンソン。フランス文学者のお父さんを持つ平野レミさんの家にはシャンソンのレコードがたくさんあり、歌詞の意味は分からなかったものの真似をして歌っていたといいます。
10代後半から本格的にレッスンを受け始め、20代になると歌手としてレコードデビュー。しかし、本人の希望だったシャンソンは「売れない」という理由から、デビュー曲は日本の歌謡曲でした。
平野レミさんが一躍多くの人に知られるようになったのは、ラジオ番組のパーソナリティーを務めたことがきっかけです。この番組でも平野レミさんはその奔放な性格をフルに発揮し、人気になりました。
ラジオ番組で活躍していたころの平野レミさん 1973年
このラジオを聞いていたイラストレーターの和田誠さんが平野レミさんに惚れ込み、仲間やスタッフにかけあって平野レミさんを紹介してもらいます。
そして、2人は出会って一週間で結婚という、超スピード婚。2人の子宝に恵まれ、育児や家事に専念するために、一度芸能活動を休止しました。
その後、日々の生活の中で家庭料理に目覚め、『料理愛好家』として活動するように。それから料理番組『きょうの料理』(NHK)に出演したことで芸能界に復帰しました。
当初はその独自な料理法が批判を受けることもありましたが、その一方で平野レミさんの肩肘張らないスタイルが支持を集めて注目されるようになります。
その人気は高く、2017年に発表された『好きな料理研究家ランキング』では堂々の1位に選ばれています。
平野レミが『料理愛好家』になったきっかけは?
料理研究家ではなく、『料理愛好家』を名乗っている平野レミさん。歌手やラジオのパーソナリティーとして活躍していた彼女が料理に目覚め、『料理愛好家』になったきっかけはなんだったのでしょうか。
2017年10月4日放送のバラエティ番組『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に平野レミさんが出演し、詳細を明かしました。
和田誠さんと結婚し、新婚生活を楽しんでいた時のこと。平野レミさんが手料理を作り食卓に並べていると、和田誠さんがこんなことをいったそうです。
和田誠さんは愛情表現としてこの言葉を発したようですが、平野レミさんはこれを「この人、食べることに命をかけてる」と受け取ったそうで、実際にあとどれくらい夫に料理を作ってあげられるかを計算したそう。
すると、意外に少ないということに気付き、こう思ったといいます。
平野レミさんは夫のために料理の腕を磨くことを決意し、それも芸能界での活動を休止したきっかけの1つとなったようです。
平野レミが『料理愛好家』として世に出るまでの経緯は?
長らく芸能活動を休止していた平野レミさんが『料理愛好家』としてTVで活躍することになったきっかけは、和田誠さんの交友関係にあるそう。
和田誠さんは毎週のように、俳優の渥美清(あつみきよし)さんやタレントの黒柳徹子さんなど、芸能人の知人・友人を自宅に招待。平野レミさんはそのたびに料理の腕をふるっていたといいます。
すると、その中の1人であるピアニストの八木正生さんに勧められて、雑誌で料理についての記事を書くことに。それを見たNHKのスタッフが平野レミさんに料理番組への出演をオファー。平野レミさんは『料理愛好家』として紹介され、活動することになりました。
初回放送では平野レミさんいわく「NHK向きじゃない」という、トマトを素手でにぎりつぶして味を染み込ませる調理法を披露したのですが、これに「下品だ」とのクレームが入ってしまいます。
しかし、その一方で「名前ばかりの料理研究家がTV出演する中で、平野レミさんの主婦の目線に立ったやりかたは素晴らしい」と称賛の声も寄せられました。
そうして平野レミさんは一度はプロデューサーから注意を受けるも、番組のレギュラーになり、人気を博していきました。
平野レミが『伝説』になった理由
型にはまらない独創的な料理法を見せることから、平野レミさんはネット上では『生きる放送事故』などと呼ばれることもあり、さまざまな『伝説』を持っています。
特に多くの人に知られているのが『ブロッコリー料理』。TV番組で披露したその料理は、大きなブロッコリーを茹で、タラコソースをかけただけというダイナミックなもので、『まるごとブロッコリー』と呼ばれることも。
この料理が放送された時には「これ、放送事故じゃない?」「平野レミさん最高!お腹を抱えて笑った」といったコメントが寄せられました。
ちなみに、この料理は平野レミさんの家に嫁いだ女優・上野樹里さんにも受け継がれたようで、インスタグラムに料理が投稿されたこともありました。
それからも平野レミさんは『バカのアホ炒め』や『梅ぇ〜鰻』など変わった名前の料理や調理法を披露し続け、予測不能の行動をする平野レミさんの料理番組は、料理にあまり興味がない人からも人気になっています。
平野レミの料理は「本当においしいの?」TV番組が検証
平野レミさんの料理を知ってはいるものの、「本当においしいの?」という疑問を持っている人が多いようです。
前述の2017年10月4日放送の『1周回って知らない話』ではそんな声を取り上げ、検証が行われました。
まず、平野レミさんの料理の味を知る脚本家の三谷幸喜さんがVTR出演。平野レミさんの料理について聞かれると「雑ですよね」とコメントし、スタジオの笑いを誘います。
しかし、三谷幸喜さんの言葉には続きがありました。
平野レミさんの料理を称賛した三谷幸喜さん。
その言葉が本当かを確かめるべく、平野レミさんの料理がスタジオで振る舞われたのですが、共演者からは「胃袋をつかまれる」「毎日レミさんの家に帰りたい」と絶賛の声が上がっていました。
平野レミの現在・これからは
平野レミさんは現在もさまざまな料理番組に出演しながら、新しい料理を考案し続けています。
また、「料理ベタな私が使いやすい調理器具が欲しい」との想いで作ったオリジナルフライパン『レミパン』は好評になり、改良をほどこした新作を発表することも。
remyよりスクリーンショット
料理愛好家として、世の中の、料理に頭を悩ませる人を勇気付けている平野レミさん。さらなる活躍が楽しみですね!
[文・構成/grape編集部]