「女の子用も作って」 NBAの選手の手紙を書いた少女 すると選手から驚きの返信が
公開: 更新:
ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
飛行機で食事を後回しにされた客 「JALの人は本当に優しい」と思った理由が?飛行機に搭乗した際、客室乗務員のちょっとした気遣いに、助けられた経験はないでしょうか。 アメリカのボストンに在住する、心臓外科医の月岡祐介(@TsukiokaYusuke)さんが、Xに投稿したエピソードに、多くの『いいね...
アメリカ・カリフォルニア州に住む9歳のライリーちゃんはバスケットボールが大好きな活発な女の子。彼女には憧れの人がいます。
その人はアメリカ・プロバスケットボールリーグ(NBA)のゴールデンステート・ウォリアーズに所属するステファン・カリー選手。
バスケットボールの新シーズンに向けて、ライリーちゃんは父親に新しいシューズを買ってほしいとお願いしたのだそう。
そして親子は、ライリーちゃんが欲しいというステファン・カリーモデルのシューズを販売しているスポーツ用品ブランド『Under Armour』のウェブサイトをチェック。
しかしそこで、ライリーちゃんはがっかりしたといいます。なぜなら、カリー選手モデルのバスケットボールシューズは男の子用のみで、女の子用がなかったのです。
『女の子用も作って』 カリー選手に手紙を書くことに
欲しいシューズが男の子用しか作られていない。でもライリーちゃんはただ諦めるような女の子ではありませんでした。
彼女はカリー選手に手紙を書き、率直な自分の思いを伝えようとしたのです。
敬愛するステファン・カリー様
私の名前はライリー(あなたの娘と同じ)。カリフォルニア州ナパに住む、9歳です。私はあなたの大ファンです。お父さんと一緒にウォリアーズの試合を観に行って楽しんでいます。
バスケットボールの新シーズンが始まるので、お父さんに新しい『Curry 5’s』のシューズを買ってほしいと頼みました。そしてUnder Armourのウェブサイトを見たら、女の子用の『Curry 5’s』が売られていなくてがっかりしました。
男の子用の『Curry 5’s』は売っているので、それをカスタマイズすることはできます。でも私はあなたが女の子のアスリートを応援してくれていることを知っています。だってあなたには2人の娘さんがいますし、あなたは女の子のバスケットボールのキャンプも主催しているから。
あなたがUnder Armourと一緒にこの状況を解決してくれることを願っています。なぜなら女の子たちも『Curry 5’s』を履いてかっこよくキメたいんです。
ライリーちゃんの父親がこの手紙をInstagramに投稿。すると、なんとカリー選手本人まで伝わります。
そして約10日後、カリー選手がライリーちゃんへの返信をTwitterに投稿したのです。
やあ、ライリー
君の関心事はよく分かるよ。この2日間、この問題をどう対処すべきかについてUnder Armourと話し合いをしたんだ。
あいにく僕らは小さいサイズのシューズを男の子用としか表示していなかった。でもいまは改善されているよ!
僕は君が僕のシューズを誇らしげに履いているのを確認したい。だから君に『Curry 5’s』を送るよ。さらに君は『Curry 6』を手に入れる最初の子どもたちの1人になるんだ。
最後に、3月8日の国際女性デーに僕らは何か特別なことをするつもりなので、君に僕と一緒にこの日を祝ってもらいたいんだ!今後もっといろいろ出てくるけど、まずその日の夜はオークランドにいる予定でいてくれ!じゃあ元気で!
なんとライリーちゃんの願いが届き、カリー選手自らが女の子用の『Curry 5’s』の販売をするように働きかけてくれました!
男の子と同じように、女の子もカリー選手モデルのシューズを履きたい!
素直な気持ちをぶつけたライリーちゃんの行動力と、1人の少女の要望にすぐさま応えたカリー選手の誠実さ。
この出来事はメディアでも取り上げられ、双方に称賛の声が集まっています。
男女の不平等が世界的にも問題となっている現代。ライリーちゃんのように堂々と改善を求めて声を上げる勇気を持った女の子がいることは、未来の大きな希望のように思えます。
[文・構成/grape編集部]