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同性婚に対する『りゅうちぇるの持論』が話題に 「心打たれた」「すごくいい言葉」

By - grape編集部  公開:  更新:

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およそ20%の国で導入されている、同性婚制度。海外では同性カップルへの理解が進んでおり、2018年現在、G7(先進国)で同性カップルに関する国の法律がないのは日本のみです。

日本でも全国の自治体によってパートナーシップ制度の導入が進んでいますが、『夫婦の権利』すべてを得られるわけではありません。

2018年12月7日、情報番組『news zero』(日本テレビ系)では同性婚についての特集を放送。ゲストとして出演した、タレントのりゅうちぇるさんの言葉に、多くの人が心打たれました。

りゅうちぇるの『同性婚』についての言葉に「素敵」「カッコいい」

コーナーの冒頭、メインキャスターの有働由美子さんから同性婚についてどう考えているかを問われ、りゅうちぇるさんはこういいました。

自分の周りも(セクシュアルマイノリティの人が)どんどん増えてきて、というか「増える」というか前からいたと思うんだけど、それを公表しやすくなってきているのか、よく聞くし。

でも、やっぱりいまは人が人を愛する時代だし、すべての愛は美しいと思いますね。僕は。

news zero ーより引用

また、「ほかの人からそういった話を聞いたらどう思うか」という質問に対し、「異性愛とまったく同じだから、何の疑問も覚えないです」と返します。

「同性だから」「異性だから」といった違いは、りゅうちぇるさんにとってまったく気にならないといいます。

法律上で夫婦と認められない以上、法律的には『他人』のため、結婚によって得られる権利を「同性だから」という理由で得ることができません。

婚姻届けが認められないため、遺産の相続や所得税の配偶者控除、病院での面会や医師との話し合い、介護休暇の取得などができないのです。

法律的に認められず、『夫婦の権利』を得ることができない同性カップル。その現状について、りゅうちぇるさんはこういいます。

いや、同じ愛じゃないですか。異性愛者のかたとも同じ愛なのに。

で、その愛する人と結婚したいというのは、やっぱり当たり前に思うことじゃないですか。

それを性別のせいで、その愛が認められないというのが、とっても不公平というか…悔しいですよね。

news zero ーより引用

同性婚への反対意見は、主に「日本の伝統的な家族のありかたに影響が出る」「少子化につながる」といったもの。

こういった反対意見を聞き、りゅうちぇるさんはデビュー当時にぺこさんと一緒に出演した際「ビジネスカップルじゃないのか」といわれたことがあると明かしました。

一般的なカップル像ではなかったため、結婚し、子どもができても「2人が子育てをできるの?」「パパになるなら黒髪にしないと」と、『人を枠にはめたい人』から言葉を投げかけられたといいます。

なんだろうな。「パパだから」とか、「夫婦だったら」とか、いろんないままでの伝統で、みんな意見があるとは思うんですけど、その意見ももちろん、あっていいと思うんですね。だって、多様性が大事だから。

その意見が合ってももちろんいいんだけど、でも、それにとらわれてしまって、自分の生きていく人生、自分の個性や自分の色を、自分の中で制限をかけてしまうっていうのは、やっぱりこの世界、いまから生きていく世界の中では、やっぱりとても悲しいことだから。

「もっともっとみんなが個性を持って、自分の色で生活できるような世の中になってほしいな」と本当に思います。

news zero ーより引用

やっぱり理解とかまでにはいかないこともあると思うんですね。「そういう人たちのこと、理解して!」って。

でも、認める…理解はせずに認め合う、お互いの存在やお互いの生きかた、お互いの個性を認め合うっていうのは、誰でもいまからできることだと思うんですね。

なので、そういう…なんだろうな、ちょっと考えかたや気持ち、思いかたの違いで、何か明日から人への考えかた、自分の生きかたも変わってくるんじゃないかなとは思います。

news zero ーより引用

りゅうちぇるの言葉に、ネットから反響

「すべての愛は美しい。そこに違いはない」…りゅうちぇるさんの言葉に、多くの人から反響が上がりました。

・性別がどうであれ、その人を『1人の人間』としてリスペクトすることが大切だと思う。

・泣けてきた。思慮深くて、愛にあふれたコメントですごいなぁ。

・私は同性愛を理解するのは正直いって難しいけど、「別にそれでもいいんだ」って思えた。

・「理解の前に、認め合う」…この言葉、すごく大事だと思う。

・りゅうちぇる、「普通」って言葉を一切使わなかったのが地味に素晴らしいな。

同番組では、30代男性同士のカップルの生活風景を紹介。彼らは番組に対し、「ゲイであると気付いた時から、この先に結婚できる未来がないと悲しくなった」「ただ単に、異性愛の結婚と平等になってほしい」と訴えました。

もちろん、りゅうちぇるさんがいうように反対意見も『多様性』の1つです。「反対するなんておかしい」と強制することは、それもまた差別でしょう。

いろいろな意見を尊重し、多くの人が幸せになれる暮らしやすい社会に近付いていくといいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
news zero

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