談笑するゴミ収集の作業員と高齢の母親 この映像を見た娘が涙 理由に感動
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
高齢の親がいる人にとって、父親や母親が元気に過ごせているかどうかは常に気になることでしょう。
認知症を患う88歳の母親がいるコレッテ・キングストンさんも、いつもお母さんのことを気にかけています。ある日、玄関に設置されている防犯カメラの映像を見て、コレッテさんは涙があふれたのだそうです。
アメリカの多くの地域ではゴミ収集車が来る日に、それぞれの家で使用しているゴミ箱を道路脇に出しておきます。その後ゴミを回収してもらってから、ゴミ箱を家に持ち帰るという仕組みです。
ゴミ箱にはタイヤが付いていますが、サイズが大きいものだと高齢の女性が1人で運ぶのは簡単ではありません。
ゴミ箱を運んでいてケガをした女性に作業員は…
コレッテさんの母親は2019年1月、ゴミ箱を家に戻そうとしていた時に転倒し、ケガをしてしまいました。その時、ゴミ収集の作業員、ビリー・シェルビーさんがその場にいたのだそう。
それ以来、ビリーさんはコレッテさんの母親のゴミを回収した後、ゴミ箱を自宅まで運んであげているのです。
ゴミ箱を運びながら楽しそうに談笑する2人。ビリーさんは右手でゴミ箱を運びながら、左手でコレッテさんの母親の手を引いてあげています。
そして彼女にハグをして、「またお会いできて嬉しいですよ。お元気そうですね。髪型も素敵だ。じゃあまたね」と笑顔で手を振ってトラックに戻っていきました。
コレッテさんは動画をFacebookに投稿し、ビリーさんへの感謝の気持ちをつづりました。すると動画は拡散され、メディアでも取り上げられます。
海外メディア『FOX4』の取材を受けたビリーさんはこう語っています。
「大したことじゃないですよ」と話すビリーさんですが、コレッテさんの母親にとって、ゴミ箱を運んでくれることはもちろん、元気で明るいビリーさんと会話することはきっと、毎週の楽しみになっているのでしょう。
ほんの小さな思いやりが誰かにとっては大きな喜びになることがあります。高齢化が進む日本も、こんな優しさがあふれる社会になればいいですね。
[文・構成/grape編集部]