環境保護活動家グレタ・トゥーンベリ、環境賞を受賞するも辞退 その理由とは…
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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スウェーデン人の環境保護活動家、グレタ・トゥーンベリさん。
積極的な環境問題への取り組みが認められ、北欧理事会から環境賞が贈られました。
受賞の理由は、温暖化対策の議論に新たな風を吹き込み、環境問題を訴える姿が世界中の人々に刺激を与えたためとのこと。
また、審査員は「政治家に意見を求め、環境問題を真剣に受け止めるようにうながしたこと」も評価しています。
しかしグレタさんは、この環境賞の受賞を辞退したことを自身のInstagramで明かしました。
グレタ・トゥーンベリ「大きな名誉だが、賞は必要ない」
グレタさんは、環境賞の受賞を辞退した理由をこのようにつづっています。
環境賞受賞には感謝する一方で、「必要なのは賞ではなく科学に耳を傾けることだ」といいます。
また、「多くの可能性を秘めている豊かな国があるにもかかわらず、国は基本的に何もしていない」と批判。
地球の温度を下げる行動をするまで、環境賞も、受賞にともなう賞金の約560万円も受け取らないと表明しました。
2018年にグレタさんは、スウェーデンのストックホルムで温暖化対策を訴えるため、1人で議会前に座り込みを開始。その姿は多くの若者の関心を集めました。
多くの人々にとって、環境問題を考えるきっかけとなったグレタさんの行動。
今回の環境賞辞退から、「名誉ある賞を受賞するよりも、まずは地球温暖化を解決する糸口を見つけて実行したい」というグレタさんの強い気持ちが伝わってきますね。
[文・構成/grape編集部]