society

「少しでも多くの人に伝わってほしい」 不妊治療を受けた女性の漫画に、反響

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

「子供は授かりもの」という言葉があるように、誰もが好きなタイミングで子供を授かることはできません。

パートナーとの子供が欲しいと思っても授からず、不妊治療を受けるカップルや夫婦は少なくないといいます。

日本産科婦人科学会によると、不妊のカップルはおよそ10組に1組。近年はさらに増加しているそうです。

20代の女性が不妊治療を受けて『思ったこと』

現在妊娠中のちえ(@chie_oekaki_1)さんも、不妊治療を受けた1人。

25歳の頃から子供を授からず夫婦で苦しんでいたちえさんは、不妊治療専門のクリニックを受診することにしました。

ちえさんは不妊治療を受ける当事者として、いろいろな気付きを得たといいます。

不妊治療は『出口の見えないトンネル』のようなもの。治療期間が長くなるにつれ、「なぜ子供ができないんだろう」「自分たちの何が悪いんだろう」と追い詰めてしまうといいます。

そういった精神的な負担だけでなく、金銭的な負担もかかります。条件が合えば自治体から助成を受けることができますが、自己負担も大きいのです。

トンネルをひたすら歩き続ける苦しさや金銭面の苦労、周囲からの圧力など、当事者視点で問題を分かりやすく描いた、ちえさんの漫画。

不妊治療を受けたことがある人や、「この漫画で初めて問題点を知った」という人から、多くの反響が上がっています。

・自分の周囲にも不妊治療をしている人がいるけど、金額を聞いて目玉が飛び出た。

・健康保険での助成が無理だとしても、国の助成金を拡大できればいいのに…。

・不妊治療をした経験があるので、一言一句に同意です。我が家の場合は新車を買えるほどのお金が飛びました。

・本当に、精神面と金銭面どちらもつらかった。もっと多くの人に知ってほしい。

深刻な少子化が問題視されている日本。子供は国の宝であり、未来の社会を支える存在です。

当事者の意見が多くの人に伝わることで、社会全体の問題であることを認識できるのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

コージーコーナーの写真

「このケーキどうなるの?」 廃棄間際のスイーツを…「これは知らなかった」飲食店で食品ロスの危機におちいっている商品を買って『レスキュー』することができる、食品ロス削減アプリの『TABETE』に出会った女性。実際にレスキューしてみた結果?

火野正平の写真

俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。

出典
@chie_oekaki_1日本産科婦人科学会

Share Post LINE はてな コメント

page
top