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明かされた、りゅうちぇるの過去の苦悩 現在の言葉の説得力がすごい

By - grape編集部  公開:  更新:

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「男らしさ、女らしさ」の概念が、今一度、見直されています。

例えば、容姿や言葉遣い、社会的役割など、ひと昔前までは「男とは」「女なら」などと、当たり前に語られていたもの。

しかし、性別によるイメージの押し付けは「時代遅れ」という認識が広まりつつあります。

2020年1月22日放送の情報番組『あさイチ』(NHK)では、『“女らしさ”を押し付けないで!』と題して、社会から求められる理想と現実とのギャップについて特集。

また女性に限らず、社会に根付く「男らしさ」のイメージに悩む男性の意見も紹介されました。

りゅうちぇる、親に対して「申し訳ないみたいな」

番組では、「男らしさ、女らしさ」よりもこれからの時代は「自分らしさ」が大切になってくると提案した上で、タレントのりゅうちぇるさんの意見を紹介。

自身もまた、「男らしさ、女らしさ」というイメージに悩んでいたことを告白しています。

昔から、かわいらしいものやおままごと、メイクも好きだったというりゅうちぇるさん。しかし、親からは「普通の男の子はこんなのしない」と指摘を受けていたといいます。

「普通の男の子はこんなのしないんじゃない」とか「こんな格好で学校に行ったらいじめられるんじゃない」みたいなのをすごいいわれて。

ただ親っていうのは、心配しているというか、愛がやっぱりあるんですよね。だから、その愛を感じていたからこそ親に対してはちょっと申し訳ないなみたいな気持ちもありましたね。

あさイチ ーより引用

それでも、自分らしさを貫くことをやめなかったりゅうちぇるさんは、自身の好きなスタイルをSNSで発信し続けました。

するとりゅうちぇるさんの個性あふれるスタイルは人気を博し、ファンがつくように。次第に、りゅうちぇるさんの親も受け入れるようになっていったといいます。

りゅうちぇる「やわらかい大人になりたい」

そうした過去があるからこそ、父親となった現在、りゅうちぇるさんは自身の思いをこのように語ります。

子供が大人になった時に違う時代を生きていって、「親の考えは嫌だ」みたいな感じになってしまったら、それはしょうがないというか。

自分たちはそういう風に幸せになったんだけど、何も幸せのなり方って1つじゃないし。

子供が僕たちとはまったく違う色の子に成長したとしても、それを批判せずしっかり守っていけるような、やわらかい大人になっていきたいってすごく思いますね。

あさイチ ーより引用

以前から、「男らしさ、女らしさ」という概念に対して異を唱えてきたりゅうちぇるさん。その度に、多くの共感を集めていることからも、時代の変化を感じます。

また、今回父親としての意見以外にも、りゅうちぇるさん自身の過去の悩みを明かしたことで、視聴者からは「泣いた」「すごく説得力がある」と多くのコメントが寄せられています。

・『やわらかい大人』っていう表現にハッとした。

・その通りだと思う。凝り固まった考えや価値観にとらわれない『やわらかい大人』を意識したい。

・たくさん苦難があったからこその、心からの言葉だと思う。

社会から、「男らしさ、女らしさ」の概念が完全になくなることはないかもしれません。また、その概念自体がネガティブなものだとはいいきれません。

だからこそ、これからの世代が「自分らしさ」を大切にし、また自分以外の誰かの「らしさ」も受け入れられるようになっていけば、誰もが生きやすい社会になっていくのではないでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

出典
あさイチ

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