Amazonの新しい配達サービスに賛否両論の声 「心理的に楽」「盗難が心配」
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インターネットショッピングなどで利用する人も多いAmazon。自宅に不在の場合、注文した荷物の配達があっても受け取ることはできません。
自宅に宅配ボックスなどがない場合は、多くが再配達となってしまうでしょう。
Amazonでは2020年1月27日から、『置き配指定サービス(以下、置き配)』の対象エリアを拡大。
在宅・不在にかかわらず、玄関に商品を届けてくれます。
約50%の再配達を削減することに成功
これまでは岐阜県多治見市で実証実験を続けていたAmazon。
新たに実証実験のエリアが拡大されたことによって、東京都3区(江東区、文京区、練馬区)、大阪府3区(都島区、西淀川区、生野区)、名古屋市、札幌市でも、同様のサービスを利用することができます。
多治見市で行われた1か月の実証実験では、約70%の人が置き配で商品を受け取り、通常時の約50%の再配達を削減することができたとのこと。
置き配を指定できる場所は以下のいずれかを選択できます。
・玄関
・宅配ボックス
・ガスメーターボックス
・自転車のかご
・車庫
・建物内受付,管理人
ただし、配送する人が指定の配達場所に入れない、配達場所を特定・使用できない、または配達場所が安全でない場合などは、置き配指定サービスを利用できない場合もあるといいます。
また、置き配は配送業者がAmazonの場合のみ可能です。
希望する人には、写真で配達が完了したことを確認できるメールが送られてくるといいます。
置き配サービスに賛否両論
ネット上では、このサービスに賛否両論の声が寄せられていました。
【賛成の声】
・「早く帰らないと」とかなくて心理的に楽だからよかった。
・さっそく試してみた!思ったよりよかったからまた使いたい。
・帰宅したら玄関前に置いてあって便利ですね。
【反対の声】
・これで配達員さんの負担が減るならいいけど、盗難が心配。
・トラブルが急増しそう…。ゲリラ豪雨の日とかは困るね。
・高価な商品を注文した時は、ちゃんと受け取れるようにしたい。
再配達の手間を削減できたことは、配達員にとっても嬉しいことでしょう。
また、「再配達してもらうのは申し訳ない」「指定時間に間に合わない」などの焦りもなくなり心理的に楽になった人もいました。
しかし、玄関前に置いておくだけでは盗難やトラブルの危険性もあります。
エリアを拡大した実証実験で、これまでは見えてこなかった問題点が出てくるかもしれません。
配達員と、客がお互いに便利なサービスが作り上げられていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]