2年間、誰からも興味すら持たれなかった保護犬のハスキー 理由は「変な顔」
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出典:Husky House

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凛々しく美しい目と独特の毛の模様が特徴の犬種、シベリアンハスキー。
オオカミのようなルックスながら人懐っこい性格のハスキーは、世界中でとても人気がある犬です。
※写真はイメージ
2020年1月、アメリカ・ニュージャージー州の動物保護施設『ハスキー・ハウス』のFacebookに1匹のハスキーの写真が投稿されました。
ジュビリーという名前のその犬は4歳のメスで、2年前からハスキー・ハウスで暮らしています。
ジュビリーは健康上に問題もなく、とても人懐っこい性格だといいます。それにもかかわらず、これまで一度も里親希望者どころか、彼女に興味を持つ人すら現れていなかったのです。
理由は「顔がハスキーっぽくないから」。
ジュビリーは当初、「変な顔だから売れない」という理由でブリーダーが別の動物保護シェルターに連れて来たのだそう。そこは殺処分される動物が多いシェルターだったため、ハスキー・ハウスのスタッフが彼女を引き取ったといいます。
ハスキー・ハウスのスタッフはジュビリーの里親を見つけるため、保護犬の譲渡イベントなどにも連れて行ったそうです。しかし、人々は彼女の顔を見て笑うばかりで、誰も興味を持ってくれなかったのだとか。
このままではジュビリーがかわいそう。
そう思ったスタッフはこのたび、あえて自虐的な紹介文とともに、ジュビリーの写真を投稿することにしたのです。
この同情を誘う投稿は注目を集め、4万回以上シェアされました。そして「美しいわよ!」「ぜひ引き取りたい」というコメントが続々と寄せられます。
ところが好意的なコメントは多いものの、実際に里親希望の申し込みをする人はそれほど多くはなかったのだとか。
しかしその後メディアでも取り上げられて、ついにジュビリーに家族が決まりました!新しい家には先住犬のハスキーもいるそうです。
ハスキー・ハウスのスタッフにとって、ジュビリーはとてもかわいい犬だったことでしょう。本当ならこのような自虐的な紹介はしたくなかったかもしれません。
しかし2年間も誰からも興味すら持ってもらえない彼女に、なんとかして家族を見つけてあげたいと思った末の苦肉の策だったのでしょう。
作戦は見事に功を奏し、『変な顔のハスキー』はネット上で大人気となりました。
いろいろな顔の人がいるように、動物の顔も立派な個性です。
ついに家族ができたジュビリーが、これからは愛情をたっぷりもらって幸せに過ごしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]