溜め池のそばに設置された貼り紙 『バス乗務員』の想いに「切ない」「悲しいなぁ…」
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- 出典
- @kuroguroki
カメ2匹が営業所に来たのは、2014年頃のこと。
ほかの乗務員から、まだ5㎝ほどの小さなカメ2匹をSさんが預かり、ケースに入れて営業所内で飼い始めたそうです。
ケースの近くにカメたちのごはんを置いていたため、通りかかるたびに餌やりをする人もいて、営業所内の全員でかわいがっていました。
それからしばらく経つと、カメたちは大きく成長し、12~13㎝に。
2020年7月26日には、ケースに2匹入れておくのが窮屈になってきたため、営業所の表にある溜め池に移して様子を見ていました。
水面から縁まで15㎝以上の距離を開け、カメが逃げ出せないように調整。また、Sさんが見たところ逃げ出そうとする様子もなかったそうです。
溜め池は道路沿いにあるため、通りすがりの子供たちが楽しそうに見ていることも。Sさんの中に、「みなさんの癒しになれば」との想いも芽生えていました。
消えてしまったカメたち
同月30日の昼頃、Sさんが世話をしに行った時に、カメ2匹は溜め池にいたといいます。
しかし、夕方には姿が見えなくなっていたのです。
Sさんは営業所内で聞き取りをしましたが、カメたちの行方は不明のまま。「見つからない」と諦めて、ガッカリしてしまったそうです。
溜め池の深さとカメたちのサイズから「逃げた」とは考えづらいため、「もし誰かが連れて帰ったのならば、せめて大切に育ててほしい」との思いからSさんは貼り紙を作成。
小学校の時からカメを飼っていたこともあり、飼育する中で気付いたことや気を付けたほうがいいことなどを書きました。
Sさんは、改めて次のように想いをつづっています。
もし持って行った人がいるならば、どこかに捨てたりせずに大切に育ててほしいです。
数年間世話をしていたのでさびしいことはさびしいですが、自身が子供だった時を思い出すと、カメがかわいくて持って帰ろうとする気持ちは理解できます。
カメに対しては、純粋に、元気で生きていてほしいと思っています。
なお、2020年9月16日現在、カメに関する連絡は何も来ていないとのこと。
Sさんや営業所の人々の愛情を受けていたカメたちが、今もどこかで元気に生きていることを祈ります。
[文・構成/grape編集部]