抜群のチームワーク! 目が見えない犬の『盲導犬』となった子犬
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眼圧が上がって視覚障害が起きる目の病気『緑内障』。この病気は人間だけでなく犬も発症します。
ゴールデンレトリバーの『タオ』は緑内障を患い、両方の眼球を摘出しました。海外メディア『Bored Panda』によると、タオの病気は突然発症し、あっという間に進行してしまったといいます。
幸いだったのはタオの術後の回復が早かったこと。目の痛みがなくなったことでタオは元気を取り戻し、数日後には自力で階段を上れるほどだったそうです。
タオの飼い主のメラニー・ジャクソンさんは、眼球を摘出した後も目が見えていた頃と変わらず散歩や遊びを楽しんでいる彼を見てほっとしていました。
しかし、そんなタオに遊び相手が必要だと感じたのだとか。そこで彼女は新たにゴールデンレトリバーの子犬を迎えることにしたのです。
こうして家族の新メンバーとなったのは生後8か月のオス犬『オコ』。タオとオコは出会った瞬間に大親友になったといいます。
起きている時も眠る時も、すっかり仲よしのタオとオコはいつも一緒にいるのだとか。
ただメラニーさんにはある考えがありました。
それは、オコにタオの遊び相手だけではなく、盲導犬になってもらうこと。
そこで彼女は早いうちからオコに訓練を始めます。
まだ子犬のオコはいたずらが大好きなので、タオがむやみにオコについていって危ない目に遭わないように、メラニーさんは2匹に教える必要がありました。
その甲斐あってオコは幼いながらも自分の役割について理解し、タオを安全に導く『盲導犬』として成長しているといいます。
またタオもオコの匂いについていくようにトレーニングをしたので、今ではオコのリードで散歩することにも慣れてきたそうです。
タオとオコのInstagramは4万人以上のフォロワーがいて、かわいい2匹の日常生活の写真に多くの人たちが癒されています。
タオは2020年11月現在で11歳ですが、シニア犬と思えないほど活動的なのだとか。
きっとオコがいるおかげでタオはますます元気でいられるのでしょう。
そんなタオの親友として彼の『目』となり、毎日を全力で楽しんでいるオコ。
2匹がこれからも1日でも長く一緒にいられるといいですね。
[文・構成/grape編集部]