「会いに来たよ」 人間に育てられたゾウ 野生に帰ってから12年後…?
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「あのぅ、助けてもらえますか」 哀愁が漂う猫の姿に「ごめん笑った」「諦めを感じる」3匹の愛猫との日常をXで発信している、飼い主(@miikomaple)さん。 ある日、愛猫の1匹である、きなこちゃんが椅子の上で困った表情を浮かべているのを、発見しました。

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約20年前、アフリカで生まれたばかりのゾウの赤ちゃんが保護されました。
1匹でうろついていたそのメスのゾウは、なんらかの理由で母親と離ればなれになってしまったようです。
ゾウの赤ちゃんは、ケニアで親を失ったゾウの保護活動をしている『シェルドリック・ワイルドライフ・トラスト』で育てられることになります。
ウェブメディア『The Dodo』によると、スニエイと名付けられたゾウの世話をすることになったのは、飼育員のベンジャミンさん。
彼はスニエイの母親代わりとして、ミルクと愛情をたっぷりと与え続けました。
その甲斐あって、スニエイは健やかに成長。そして2009年に、スニエイは野生へと帰って行ったのです。
野生に戻ったゾウが『親』に会いに来た
スニエイが野生に戻ってから10年以上が経った2021年、スニエイが再び施設にやって来ました。
スニエイのそばには子供のゾウが。野生に戻ったスニエイは、母親になっていたのです。
そしてベンジャミンさんを見つけると、まるで我が子を紹介するかのように再会を楽しみました。
この動画を見た人たちは感動し、たくさんのコメントを寄せています。
・なんて美しい瞬間だ。涙があふれた。
・動物は、自分に優しくしてくれた人のことを忘れない。
・これが無償の愛っていうんだろうね。
実はスニエイがベンジャミンさんに会いに来たのは、今回が初めてではないのだそう。
スニエイはこうして時々、ベンジャミンさんに我が子の成長の様子を報告しているようにも思えます。
野生に帰ってから12年が経過しても会いに来てくれるなんて、ベンジャミンさんにとってはどんなに嬉しいことでしょう。
彼とスニエイの『親子』の絆は、それほど強いものなのですね。
[文・構成/grape編集部]