見知らぬ人の庭につながれていた子犬 首を見ると… 「なんてひどいことを」
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アメリカのミシガン州にある動物保護団体『レベル・ドッグス・デトロイト』に、1本の電話がかかってきました。
電話の向こうの男性はかなり動揺した様子で、「庭に知らない犬がいる!」と伝えてきたのです。
スタッフが駆け付けたところ、まだ幼い犬がガレージのそばに鎖でつながれていました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、スタッフのティファニーさんが発見した時、犬は怯えてガレージの後ろに隠れようとしていたのだとか。
しかし、彼女が犬を呼んで少しずつ近付くと、犬は「この人は優しい人だ」と思ったのか、しっぽを振り始めたといいます。
その後、犬は安心したように、人懐っこさが全開になったそうです。
鎖が首に食い込んでいた
犬はビーカーと名付けられます。ティファニーさんはすぐに、ビーカーがひどいケガをしているのに気が付きました。
ビーカーの首に巻き付けられた鎖が皮膚を突き破り、肉にまで深く食い込んでいたのです。
※見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。
彼女は急いでビーカーを動物病院へ連れて行き、ただちに鎖を外す手術と、傷の手当が行われました。
そして手術は成功し、約10日後には傷もだいぶよくなってきて元気そうなビーカーの写真が公開されました。
ビーカーを救出した時の写真には、多くの人たちが悲しみや怒りの声を上げています。
・この犬の怯えた目を見て、心が痛くなった。
・なんてひどいことをするんだ。かわいそうに。
・助けてもらえてよかった。このかわいい子が、早く元気になりますように。
ティファニーさんがビーカーを見つけて鎖を外した後、ビーカーは痛みを感じているはずにもかかわらず、地面に寝転がって彼女にお腹を見せたのだそう。
そして「助けてくれてありがとう!」というように、彼女の顔をなめてきたといいます。
こんなに人懐っこくてかわいらしい犬に、なぜひどい虐待ができるのか、理解に苦しみます。
ビーカーは順調に回復していて、現在は里親を募集しています。
今までつらい思いをした分だけ、ビーカーがこれからは優しい家族と幸せに過ごしていけるよう、願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]