「涙が止まらない」 14年間も保護施設にいた高齢犬 ついに家族ができると?
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2022年の夏、アメリカのミシガン州で動物保護活動をしているナタリー・スナイダーさんは偶然、ある高齢の保護犬の動画を目にしました。
スチュアートという19歳の犬はなんと14年以上も、同じ保護施設で暮らしていました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、スチュアートは二度里親が決まったものの、なんらかの事情でシェルターに返されてきたそうです。
シェルターで働いていたエミリーさんという女性が、スチュアートに家族が見つかることを願って動画をTikTokに投稿しました。
その動画を見たナタリーさんは「私がこの犬の最後の家族になりたい」と思ったといいます。
19歳の保護犬に『自分の家』を!
ナタリーさんは「スチュアートに会わせてほしい」とシェルターに連絡しました。
そして、車で5時間もかけて会いに行きましたが、彼女はシェルターの職員から、「スチュアートの家はここです。彼はここにいることが幸せなのです」と告げられてしまいます。
仕方なくシェルターを後にしたナタリーさんは帰宅後、スチュアートについてFacebookに投稿。
すると、その投稿が拡散されて数千人から「スチュアートに自由を!」と、ナタリーさんを支援する声が上がります。
こうした声を受けて、シェルターはスチュアートを手放すことに同意。ナタリーさんはスチュアートを引き取ることができたのです!
ナタリーさんの家族になったスチュアートの生活は大きく変わりました。
コンクリートの壁で覆われた狭いシェルターの部屋で過ごすだけではなく、いつでも青空の下を散歩できるようになったのです。
獣医の診察後、食事は腎臓にいい特別なドッグフードを食べさせてもらって、健康管理もばっちり。
お風呂に入ることやブラッシングされることが好きなスチュアートは、いつでも清潔です。
そんな彼が特に好きなものは、おやつ!大好きなおやつを食べて、外で遊んだ後は、ふかふかのベッドで好きなだけ昼寝をします。
そして何より、スチュアートにはいつでも愛情を込めてなでてくれる優しい家族がそばにいるのです。
このスチュアートのストーリーには、たくさんの喜びの声が上がっています。
・14年間もシェルターにいたなんて!やっと本当の家ができてよかった。
・スチュアートに、いつか虹の橋の上で会える人ができたね。
・涙が止まらない。この子のために闘ってくれてありがとう。
19歳まで長生きできているスチュアートは、シェルターでも大切に世話をされてきたのでしょう。
しかし、14年間も狭い部屋の中でほとんどの時間を一人ぼっちで、自由に外を走り回ることもできずに生きてきたのかと思うと、胸が張り裂けそうになりますね。
ナタリーさんはInstagramに「私が、スチュアートの旅の最後の一部分になれたことをとても光栄に思います」とつづっています。
ついに家族を手に入れたスチュアート。1秒でも長くナタリーさんと穏やかな時間を過ごせるといいですね。
[文・構成/grape編集部]