「それがペットを飼う醍醐味なのに」 飼い主に捨てられた猫 理由に同情の声
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動物保護施設には、やむを得ない事情で飼い主が手放したペットが引き取られることがあります。
しかし、ある女性が見かけた猫は、信じられない理由で飼い主に捨てられたのです。
クリスマスが近付く2022年12月上旬、アメリカのヴァージニア州に住むジュリアさんは、ペット用品店で行われていた保護動物の譲渡イベントの会場にいました。
彼女はそこにいた1匹の猫のプロフィールを見て心を痛め、たまらず写真を撮ります。
そして、Twitterにその猫のことを投稿したのです。
元々保護猫だったエリーという4歳のメス猫は、ある里親に引き取られました。
エリーはとても愛情深い性格で、夜に飼い主のベッドで一緒に寝たがったとのこと。
しかし、それを嫌がった飼い主がエリーを寝室の外に出すと、エリーがドアの前でずっと鳴いていたというのです。
それが、エリーが保護施設に返された理由でした。
ジュリアさんはTwitterで「こんな悲しい出来事は今まで見たことないわ。この子を引き取りに来て!」と呼びかけます。
この投稿はたちまち拡散され、「かわいそうに」「胸が張り裂けそう」などの声が殺到しました。
数日後、エリーがいるシェルターへ駆けつけたのは、メリーランド州に住むサミーさん。
エリーのことを知って、いても立ってもいられなくなったサミーさんは、ためらうことなくエリーの里親になったのです。
サミーさんの家族になってから、エリーは好きなだけ彼女のベッドで一緒に寝られるようになりました。
今では甘えたい時やかまってほしい時は、いつでもサミーさんがかわいがってくれています。
サミーさんがエリーの里親になったことを知った人たちは大喜び。
「いい人に引き取られてよかった!」「エリーにとって最高のクリスマスプレゼントだね」などのコメントが寄せられています。
最初の投稿をしたジュリアさんは「ペットを抱っこするのが、飼育の醍醐味なのに」とつづっています。
猫に限らず、ペットが飼い主のベッドで一緒に寝たがることは珍しくありません。
それを歓迎する人もいれば、寝る場所は別々がいいという人もいるでしょう。
ただ、寝室から出されてドアの前で鳴いていたエリーを想像すると、かわいそうで胸が締め付けられます。
悲しい経験をしたエリーですが、これからは毎晩、サミーさんのベッドで添い寝ができますね…!
[文・構成/grape編集部]