男性用トイレに、なぜサニタリーボックス? 理由に「声をあげた人、すごい」
公開: 更新:

※写真はイメージ

「三度見した」「これはバグってる」 花見のために買った『三色団子』に、20万人が驚愕三色団子を片手に、花見を楽しんでいた、@WT_nekoyanagiさん。 2025年4月7日に、花見の様子をXに投稿したところ、20万件以上の『いいね』が寄せられ、大きな反響を呼びました。

「猫を作ります」 完成した木彫り作品に「いや、天才すぎる」「普通に涙が出た」「完成しました」というコメントを添えて、Xに木彫りの作品を公開したのは、鑄(@CopperAndHammer)さん。 動物をモチーフにした数多くの作品を制作しており、たびたび話題になっていました。
福祉に関する話を日々Twitterで発信している、のぶ(@hiro_fukushi)さんの投稿が注目を集めています。
2023年2月27日、のぶさんが投稿したのは、スタッフ用男性トイレに設置された『サニタリーボックス』の存在。
それは、今まで声をあげられずにいた男性たちの勇気から実現したものでした。
男性用トイレにサニタリーボックス、その理由は
本来、サニタリーボックスは生理用品などを捨てるために設置されているもの。生理がない男性のトイレに置かれる理由が分からない人は、少なくないでしょう。
しかし、のぶさんによると、男性の中には前立腺がんなどによる排尿障害、また加齢により尿漏れパッドを使用している人もいるといいます。
これまで、サニタリーボックスが設置されておらず、また、誰にも相談ができなかったために、使用後のパッドを二重のビニール袋に入れて持ち帰っていた人の話を聞く機会があったというのぶさん。
「声をあげた人、すごいよ。こういう取り組みはもっともっと広がれ」
そうもつづった投稿は反響を呼び「これは盲点だった」「知らなかった」というコメントが寄せられました。
・私、女性なのに気が付かなかった。男性だって必要で使っている人がいるわけだから、捨て場に困るものですよね。
・尿漏れパッドに限らず、おむつだって高齢の人とかも履かれますもんね。
・声をあげられたのも、きちんと取り入れられたのもどちらも素晴らしいです!
恥ずかしさや面倒くささ、受け入れてもらえるかへの不安感もあり、声をあげることはとても勇気がいります。
状況を変えるよりも、自分が我慢するほうが楽と思い、声をあげること自体しない人もいるかもしれません。
しかし、今回、誰かが声をあげたことにより、そしてのぶさんの投稿がTwitterで注目を集めたことで、男性用トイレのサニタリーボックスの必要性が広く周知されるきっかけになりました。
性別や年齢に関係なく、誰もが生きやすい社会作りの1歩は、その『勇気』なのでしょう。
[文・構成/grape編集部]