缶ジュース・缶ビールを冷凍庫で急冷は危険 アサヒが「絶対やめて」と警告する理由

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デジタル・コンテンツ・パブリッシング

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暑い日はキンキンに冷えたビールや炭酸のジュースが飲みたくなりますよね。

いざ飲もうと思った時、あまり冷えていないと「冷凍庫で一気に冷やそうかな…」と考えてしまうかもしれません。

しかし、缶の炭酸飲料は冷凍庫に入れると危ないといわれています。これはなぜなのでしょうか。

そもそも冷凍可能商品以外は冷凍厳禁

飲料メーカーのアサヒ飲料株式会社(以下、アサヒ飲料)と、アサヒビール株式会社(以下、アサヒビール)に『缶ビール、缶の炭酸飲料を凍らせてはいけない理由』を聞いたところ、以下の回答がありました。

前提として、缶に限らず、炭酸飲料に限らず、冷凍可能商品以外を容器ごと凍らせるのはメーカーとして推奨していません。

また、ペットボトルや炭酸以外の飲料ならOKというわけではありません。

「炭酸だから危ない」「缶だから危ない」という話ではなく、冷凍対応と明記されていない飲料は種類や容器を問わず冷凍厳禁ということです。

その上で、アサヒ飲料はこのような見解を示します。

液体が凍ると体積が1割程度、膨張するといわれているため、缶容器が膨張したり、場合によっては飲み口のスコア(開口部の溝)が切れ、中味液が出てしまうことがあります。

また、炭酸飲料を凍らせると、溶け込ませた炭酸が一気に抜けるので、解凍後に開栓すると中味液が噴き出すことがあります。

解凍後に何気なくプルタブを引いたとき、中身が勢いよく飛び出してくる可能性があるわけです。周囲が汚れるだけでなく、目に入る危険性もあるため注意が必要です。

※写真はイメージ

凍らせたビールは味も変わってしまう

続いて、アサヒビールの見解は以下のとおりです。

ビールが凍ると、容器内の圧力が高くなり、隙間が生じて炭酸ガスが抜けたり、ビールが漏れたりすることがあり、場合によっては容器が破損することがあります。

ビールが凍った場合の氷の部分は、ほとんどエキス分を含まない水であり、炭酸ガスも抜けて、残りのビールは濃縮されたことになります。

このような状態では、ビール中の糖質が変性し、溶けることができなくなって濁りが生じるのです。

この濁りは、凍る速さや程度によって異なりますが、白いフワフワとした綿状や茶色いカスのようになり、ビールが常温に戻って氷が溶けても、元に戻りません。

飲用しても害はありませんが、ビール本来の味は変化しています。

ビールの場合、凍らせると容器が破損する可能性があるだけでなく、凍ることで味が変化するというデメリットも。

また、炭酸飲料は缶容器だけでなく、ペットボトルも中身が膨張して容器が破裂する危険性があるそうです。

「飲んでも害はない」とはいえ、白い綿状や茶色いカスが浮いた状態では、せっかくのビールも楽しめないですよね。冷やしたつもりが、味を損なう結果になってしまいます。

※写真はイメージ

冷蔵庫でも「場所」によっては凍ることがある

ちなみに、冷蔵庫に入れていたのになぜか凍っていたということはないでしょうか。

実は、吹き出し口付近やチルド室内は0℃以下になることがあるそうです。

凍ってしまうのを避けるためには、温度設定を『中』や『弱』にしたり、置き場所を変えたりするのが有効とのことでした。

缶飲料は冷蔵室の中央付近や扉ポケットに置くのが比較的安全で、吹き出し口のそばは冷気が直接当たりやすいため、避けておくとよいでしょう。

「早く冷やしたい!」と思っても、冷凍可能商品以外を冷凍庫で冷やすのはNGです。

危険を避けるためにも、絶対にしないでくださいね。


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

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