穴のあいた『1マスの障子』を簡単に張り替える方法 「これならやる」「不器用でもいける」
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窓から入る日差しの遮光方法として、日本で古くから愛用されている障子。
筆者の家にも和室に障子がありますが、幼い子供がビリッと破いてしまい、なかなかきれいな状態を維持するのが難しい状況です。
筆者も初めは穴が開くたびに障子紙を丸く切って貼り付けていましたが、「かっこ悪いな」と思っていました。
そこで、母親に尋ねたところ「1マスだけ破けた障子をキレイに直す方法があるよ」と教えてもらったので、挑戦してみることに!
用意するものは以下の通りです。
【用意するもの】
・定規
・カッターナイフ
・鉛筆
・新しい障子紙
・障子のり
・障子紙のはがし剤
まず障子を枠から取り外し、裏返しにして壁に立てかけてください。
次に障子の升目をカッターナイフで切り取るように線を入れていきます。
線を入れたらはがし剤を障子枠に塗って、液体が紙に浸透するまで待ちましょう。
5分ほどで固まっていた障子のりが柔らかくなるので、古い障子紙をはがします。
ここでのポイントは、下から上へ紙を折りたたむようにゆっくりはがすこと。きれいにはがせるので、おすすめですよ。
次に新しく貼る障子紙を、サイズに合わせてカットします。カットする前に鉛筆で線を引いておくと切りやすいですよ。
コツは実際に貼り付ける寸法よりも2~3cm長めにカットすること。そうすることで余白が生まれ、糊付けが格段にしやすくなります。
障子紙をカットしたら、今度は障子紙を貼っていく作業に入ります。
この時、障子戸は上下逆さにしておくと、ホコリがたまりにくいそうです。早速、障子戸を逆さにして貼っていきましょう!
はがし剤で湿った障子の枠が乾いたことを確認してから、障子のりを枠にそって丁寧に塗っていきます。
障子のりが乾かないうちに、カットした障子紙の両端を両手で少し引っ張るようにしながら、枠に貼っていきます。
カットした障子紙に余白をとったおかげで、貼る作業はあまり難しく感じませんでした。
思ったよりきれいに貼れて大満足!
少し離れたところから眺めてみましたが、1マスだけ張り替えたのにも関わらず、ほかの障子と違和感なく溶け込んでいます。
穴の開いていない障子はなんとも気持ちいいものです。初心者の筆者が挑戦したところ、乾かす時間も含めると1升の張り替えは30分もかからず作業できました。
障子の部分張り替えなら不器用な人でもできそうなので、少し時間ができた人は材料を準備して補修作業に挑戦してみてくださいね。
穴の開いてない障子は、とっても気分が上がりますよ!
[文/キジカク・構成/grape編集部]