「倍以上よくなった」 ニューバランスのインソールを比較した結果
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1906年の創業当初、足を支えるアーチサポートなどの製造から始まった、人気スニーカーブランドの『New Balance(ニューバランス)』。
モデルによっては金額も手頃でありながら履き心地もよく、コスパのいい靴が多い印象です。
そんなニューバランスの靴に使われているインソールとは、どのようなものなのでしょうか。
定番といわれるCM996やML574、ミッドソールにニューバランスの独自技術が使われていないMS327、コスパが高い商品として人気の『RCP280』といったインソールにスポットを当ててご紹介します。
ニューバランスのインソールを比較 一番履きやすいのは?
ニューバランスのスニーカーは、インソールも取り外すことができるので、個別に見ることが可能です。
モデルによるインソールの違いはほぼありませんが、個人的にはML574のクッション性が一番よいものだと感じました。また、MS327もそれに匹敵する履き心地です。
それぞれ、どのようなインソールが入っているのかを見ていきましょう。
ニューバランスのインソール比較:CM996
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CM996のインソールを見てみると、土踏まずのあたりが少し外側に出ていますが、おおむね足の形に添うように作られています。
また、土踏まずのあたりはインソールが薄くなっていますが、足にフィットするような形状というわけではありません。
なので、これといって足裏をサポートする機能はないでしょう。
クッション性に影響するインソールの厚みは、今回計測した3種類ともほぼ同じ約5㎜。ただ、若干CM996のインソールが一番薄い印象です。
1㎜にも満たない違いですが、インソールに足を置いた感じでは、一番クッション性が弱いように感じました。
ニューバランスのインソール比較:ML574
もう1つのニューバランスの定番スニーカーML574。こちらのインソールも、CM996と同じように土踏まずのあたりが膨らんでいます。
どちらかというと、こちらのほうが膨らみは強いかもしれません。
とはいえ、特別に仕様が変わっているわけではないので、サポート機能などもなさそうです。
厚みはほぼ変わりませんが、足を置いた感覚では一番クッション性がよく感じました。
ニューバランスのインソール比較:MS327
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定番シリーズとは打って変わって、土踏まずが大きくえぐれているのがMS327のインソールです。
そのためか、定番シリーズのインソールと比べると、土踏まずのあたりが薄くなっていません。
スニーカー自体独特な形状をしているので、靴に合わせてこの形になっているのでしょう。
厚みはML574と変わらないため、クッション性もよく、長時間履いても足が疲れにくくなっています。
シンプルな作りですが個人的にはCM996よりも、履き心地のよいインソールだと感じました。
ニューバランスのインソールを比較 交換するほどの価値は?
ニューバランスのスニーカーに、元から入っていたインソールはそれほど大した違いはないようです。
では、交換用のインソールはどうなのでしょうか。
コスパが高いといわれているRCP280を見ていきます。
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ニューバランスのインソール比較:LAM35689(旧RCP280)
RCP280は、2023年8月現在『サポーティブリバウンドインソール LAM35689(以下、LAM35689)』という名称で販売されているインソールです。
約2000円ほどで買える品ですが、裏面全体に高反発EVAを使用していたり、ヒール部分に『ABZORB(アブゾーブ)』を搭載していたりと高機能。
純正インソールでは特にサポートのなかった土踏まずやヒールにも、TPUスタビライザーという硬めの素材が使われ、アーチを作っています。
この支えがあることで、安定感も出てかなり歩きやすくなっているようです。
実際に履き比べてみると、長時間履いていても足が疲れにくくなるなど、インソールを交換しただけなのに、恩恵は大きく感じました。
買い替えた人の評価では「クッション性が倍以上よくなった」「想像を超えていた」といった声も。
ニューバランスのインソール比較 まとめ
ニューバランスの定番シリーズなど、3種類のスニーカーのインソールと交換用のインソールを比較。
CM996のインソールが若干薄く、クッション性が弱いといったこと以外、純正のインソールでは、それほど大きな違いは見られませんでした。
ただ、交換用に作られたインソールとでは、履き心地は大きく変わり、長時間履くほどにその恩恵を感じます。
ニューバランスのインソールはそれほど悪いものではありませんが、やはり履き心地を大きく変えたい場合には、専用のものを購入するといいでしょう。
ニューバランスは好きだけど、履き心地がいまいちだったと感じている人は、インソールを交換してみるといいかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]