カップ麺の賞味期限は6か月! 安全に食べる方法や捨て方なども解説 By - grape編集部 公開:2023-10-24 更新:2023-10-24 カップ麺 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「賞味期限切れのカップ麺が食べられるか知りたい」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。結論、賞味期限切れから2か月ほどしか経っていないカップ麺なら理論上、食べられます。これは、袋タイプの麺も同様です。 ただし、具材が傷んでいたり、容器が膨らんでいたりする場合は食べないほうがよいでしょう。 本記事では、賞味期限切れのカップ麺が食べられるかどうかや、正しい保存方法などを解説します。本記事を最後まで読めば、自宅にあるカップ麺が安全に食べられるかが分かりますので、ぜひ参考にしてください。 目次 1. カップ麺の賞味期限は6か月2. カップ麺の賞味期限と消費期限の違いは「安全に食べられる期間」2.1. カップ麺の賞味期限は6か月2.2. 油で揚げたカップ麺は傷みやすい2.3. カップ麺の賞味期限は東日本大震災の後から1か月伸びた3. 賞味期限切れ後のカップ麺の変化3.1. 賞味期限切れから2か月ほどのカップ麺3.2. 賞味期限切れから2〜4か月のカップ麺3.3. 賞味期限切れから1年ほどカップ麺3.4. 賞味期限切れから2年ほどのカップ麺4. 賞味期限切れのカップ麺が安全かを見分けるための4つのポイント4.1. カップ麺の容器は膨らんでいないか4.2. 匂いは正常か4.3. 味は酸っぱくないか4.4. カップ麺の具材は変色していないか5. カップ麺の正しい保存方法5.1. 常温で保存する5.2. 香りが強いものの近くに置かない6. 賞味期限切れのカップ麺の捨て方7. 賞味期限が3年のカップ麺もある8. カップ麺の保存方法を守って長持ちさせよう! カップ麺の賞味期限は6か月 カップ麺の賞味期限は6か月です。カップ麺は賞味期限が切れても食べられるとはいわれています。 ただし、賞味期限内でも保存方法によっては品質が劣化することがあります。そのため、できる限り早く食べることをおすすめします。日清食品の公式ホームページには「賞味期限にかかわらずお早めにお召し上がりください」と記載がされています。 カップ麺の賞味期限と消費期限の違いは「安全に食べられる期間」 賞味期限と消費期限の違いをひと言で表すなら「安全に食べられる期間」です。賞味期限とは、食品を正しく保存した場合において、本来の味を損なわずにおいしく食べられる期間を指します。 賞味期限が切れた食品の質、味は下がりますが、理論上、消費期限までであれば安全に食べられます。カップ麺やスナック菓子など、傷みにくい食品には賞味期限と表示されていることが多いです。 一方で消費期限とは、食品を正しく保存した場合において、安全性を損なわずに食べられる期間を指します。肉や惣菜など、比較的傷みやすい食品に消費期限と表示されています。 カップ麺の賞味期限は6か月 日清食品やエースコックなど、ほとんどのメーカーのカップ麺の賞味期限は、製造日より6か月に設定されています。なお、袋麺の賞味期限は製造日より8か月です。 ただし、製品によって賞味期限が異なる場合があります。製品に記載された賞味期限を必ず確認しましょう。 油で揚げたカップ麺は傷みやすい ノンフライ麺に比べて、油で揚げたカップ麺は傷みやすいとされています。理由は、時間が経つにつれ油が酸化するためです。ノンフライ麺とは、その名のとおり油で揚げない麺のことを指します。製造過程で熱風乾燥機を使うことにより、揚げずにカップ麺を作れています。 ノンフライ麺は、油を使っておらず酸化しないため、カップ麺より長持ちします。また、カップ麺に比べてヘルシーなことも特徴です。 実際、日清食品のノンフライ麺は、油で揚げたカップ麺よりもヘルシーに作られています。次の表に栄養成分をまとめましたので、製品選びの参考にしてください。 製品名日清麺職人 醤油(ノンフライ麺)カップヌードル(油で揚げた麺) 内容量88g78g カロリー291kcal351kcal 炭水化物52.7g44.5g 脂質5.2g14.6g タンパク質8.3g10.5g ノンフライ麺のほうが分量は多いものの、カロリーは控えめです。そのため、ダイエット中に食べるなら、通常のカップ麺ではなくノンフライ麺がおすすめです。 長持ちもするため、通常のカップ麺よりは保存食として優れています。 カップ麺の賞味期限は東日本大震災の後から1か月伸びた もともと、カップ麺の賞味期限は5か月でした。 しかし、カップ麺の賞味期限は2014年4月1日以降の製造品から、1か月伸びました。背景には次の理由が挙げられます。 大規模災害。 食品ロスの削減。 東日本大震災ほどの大規模災害に備えて、長期保存できる食品の需要が高まりました。また、世界では13億トンの食料が毎年廃棄されており、食品ロスが大きな話題となっていました。万が一の保存食として、なおかつ食品ロスを防ぐために、カップ麺の賞味期限は延長。 ちなみに、同時期に袋麺の賞味期限も、6か月から8か月に伸びました。 賞味期限切れ後のカップ麺の変化 次の時期ごとのカップ麺の変化を解説します。 賞味期限切れから2か月ほどのカップ麺。 賞味期限切れから2〜4か月のカップ麺。 賞味期限切れから1年ほどのカップ麺。 賞味期限切れから2年ほどのカップ麺。 台所の棚に賞味期限切れのカップ麺を保管している人もいるでしょう。残念ですが、賞味期限切れのカップ麺を食べることはおすすめしません。保管方法が少しでも誤っていると、品質が劣化している可能性が十分にあるためです。 賞味期限が切れた後のカップ麺の変化を見ていきましょう。 賞味期限切れから2か月ほどのカップ麺 消費期限を考慮すると、賞味期限切れから2か月しか経っていないカップ麺は、見た目には変化が見られないかもしれません。また、理論上、消費期限を超えていなければ問題なく食べられます。 しかし、実際に食べることはおすすめしません。理由は、エースコックの公式サイトに次の文言が記載されているためです。 なお、賞味期限を過ぎた製品をお召し上がりになったことに起因する問題等につきましては、当社は一切責任を負いかねますので予めご了承ください。 お客様窓口 | エースコック株式会社 ーより引用 上記の文言を考慮すると、賞味期限を超えたカップ麺は食べないほうが無難でしょう。どうしても食べたい場合は、見た目や匂いが変ではないかを確認しましょう。 賞味期限切れから2〜4か月のカップ麺 賞味期限切れから2〜4か月経ったカップ麺は、劣化により、味が落ちている可能性は十分に考えられます。また、湿気による具材の変色が見られることもあります。 賞味期限切れから1年ほどカップ麺 賞味期限切れから1年ほど経ったカップ麺には、カビが生えている可能性が考えられます。この場合、カップ麺の蓋を開けずとも変な匂いが漂うため、そもそも食欲が湧かないでしょう。 また、カビが生えていなくとも、油の酸化により味が損なわれている可能性があります。 賞味期限切れから2年ほどのカップ麺 賞味期限切れから2年も経過すると、具材の変色や変な匂い、容器の膨らみなどの特徴が見られます。いうまでもなく、食べるべきではありません。 賞味期限切れのカップ麺が安全かを見分けるための4つのポイント 賞味期限切れであっても消費期限内であれば理論上、安全に食べられます。 しかし、誤った方法で保存したカップ麺は安全か分かりません。安全かどうかを見分けるためのポイントは次の4つです。 カップ麺の容器は膨らんでいないか。 匂いは正常か。 味は酸っぱくないか。 カップ麺の具材は変色していないか。 安全かどうかを見分けるためのポイントをおさえることで、賞味期限切れのカップ麺を食べてもよいかを判断できるようになるでしょう。 カップ麺の容器は膨らんでいないか カップ麺の容器が膨らんでいる場合は、具材が腐敗してガスが発生したり、酸化している可能性があります。この場合は、嫌な匂いや味がするため、食べないでおきましょう。 また、空気の体積が変化したことによる膨らみの可能性もあります。暖かい場所で保管している食品に見られるケースです。この場合は、食べても問題ありません。実際、エースコックのホームページには次の文言が記載されています。 製品の出荷後に気温が上昇した場合や、暖かい部屋に持ち込まれた場合などには製品内の空気が膨張し、フタが膨らむ事があります。品質に問題はありませんので安心してお召し上がりください。 お客様窓口 | エースコック株式会社 ーより引用 容器が膨らんだカップ麺は、必ずしも風味に影響を及ぼすわけではありませんが、不安であれば食べないようにしましょう。 匂いは正常か カップ麺から酸っぱさや強い油の匂いを感じたら食べないことです。また、微生物の発酵により、腐った玉ねぎの匂いがすることもあります。 お湯を注いでいる時に変な匂いが漂ってきたら、もったいないですが捨てましょう。 味は酸っぱくないか 腐って酸化した麺は、酸っぱい味がします。食べると体調不良を引き起こす可能性があります。少しでも変な味がしたら、すぐに食べるのを止めましょう。 カップ麺の具材は変色していないか カップ麺の具材が変色している場合は、傷んでいる可能性があります。変色したカップ麺を食べると、嘔吐や下痢などを起こすことも。白っぽく変色したり、黒ずんでいたりなどの場合は、カビが発生している可能性があります。 また、具材の底の部分が変色している場合もあるため、問題がないか全体を確認することが大切です。シーフードや塩などのシンプルなカップ麺であれば、変色に気づきやすいですが、中には判断しにくい製品もあります。 変色しているか判断できない場合は、匂いや容器の膨らみなどで、安全かどうかを判断しましょう。 カップ麺の正しい保存方法 カップ麺の正しい保存方法は次の2つです。 常温で保存する。 香りが強いものの近くに置かない。 カップ麺を誤った方法で保存すると、賞味期限内でも味を損なう可能性があります。カップ麺を長持ちさせるために、正しい保存方法をおさえておきましょう。 常温で保存する 日本薬局方によると、常温は15〜25°Cを指します。そのため、カップ麺は心地よい温度の場所で保存しましょう。 常温より低かったり高かったりする場所で保存すると、カップ麺の容器が膨らむ可能性があります。日清食品によると、保存場所のおすすめは食品棚とされています。 食品棚であれば、カップ麺を食べたくなった時にすぐに取り出せるため便利です。 香りが強いものの近くに置かない カップ麺を『殺虫剤』や『化粧品』などの近くに置くと、香りが移る可能性があります。カップ麺の味を損なうことになるため、香りの強いものの近くには置かないことです。 ここまでカップ麺の正しい保存方法を紹介しましたが、袋に入った麺も同様の方法で保存しましょう。 賞味期限切れのカップ麺の捨て方 カップ麺の具材は生ゴミへ捨てます。容器は、製品により使われている素材が違うため、臨機応変に分別する必要があります。素材は発泡スチロールが多いですが、紙が使われている製品もあります。 使われている素材に応じて分別しましょう。分別ルールは地域ごとに異なるため、インターネットで「地域名+ゴミの分別」などと調べて確認してください。 傷んだカップ麺を捨てる際は、匂い予防のため袋を二重にするのがおすすめです。地球の環境を守るためにも、正しく分別しましょう。 賞味期限が3年のカップ麺もある 日清食品が販売しているものに『カップヌードル保存缶』があります。保存食に特化しており、賞味期限は製造日より3年です。災害時でも食べられるように、お湯が不要。水を入れて15分放置するだけで、できあがります。 また、具材のほかに、フォークも入っています。麺類が好きなら、万が一のためにカップラーメン保存缶を備えておくのも1つです。 カップ麺の保存方法を守って長持ちさせよう! 賞味期限が切れたカップ麺でも、消費期限内であれば、理論上食べられます。ただし、賞味期限が切れたものは味が落ちている可能性があるため、期日を守って食べるのがおすすめです。 また、適切な方法で保存しなければ、賞味期限が切れる前に傷んでしまう可能性があります。具材が変色していたり、味が酸っぱかったりすると赤信号です。 せっかく購入したカップ麺を長持ちさせるためには、本記事で紹介した保存方法を参考にしてください。 カップ麺が傷んで食べられない場合は、地域ごとの分別方法を守って捨てましょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 エースコック株式会社 Share Post LINE はてな コメント
「賞味期限切れのカップ麺が食べられるか知りたい」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。結論、賞味期限切れから2か月ほどしか経っていないカップ麺なら理論上、食べられます。これは、袋タイプの麺も同様です。
ただし、具材が傷んでいたり、容器が膨らんでいたりする場合は食べないほうがよいでしょう。
本記事では、賞味期限切れのカップ麺が食べられるかどうかや、正しい保存方法などを解説します。本記事を最後まで読めば、自宅にあるカップ麺が安全に食べられるかが分かりますので、ぜひ参考にしてください。
カップ麺の賞味期限は6か月
カップ麺の賞味期限は6か月です。カップ麺は賞味期限が切れても食べられるとはいわれています。
ただし、賞味期限内でも保存方法によっては品質が劣化することがあります。そのため、できる限り早く食べることをおすすめします。日清食品の公式ホームページには「賞味期限にかかわらずお早めにお召し上がりください」と記載がされています。
カップ麺の賞味期限と消費期限の違いは「安全に食べられる期間」
賞味期限と消費期限の違いをひと言で表すなら「安全に食べられる期間」です。賞味期限とは、食品を正しく保存した場合において、本来の味を損なわずにおいしく食べられる期間を指します。
賞味期限が切れた食品の質、味は下がりますが、理論上、消費期限までであれば安全に食べられます。カップ麺やスナック菓子など、傷みにくい食品には賞味期限と表示されていることが多いです。
一方で消費期限とは、食品を正しく保存した場合において、安全性を損なわずに食べられる期間を指します。肉や惣菜など、比較的傷みやすい食品に消費期限と表示されています。
カップ麺の賞味期限は6か月
日清食品やエースコックなど、ほとんどのメーカーのカップ麺の賞味期限は、製造日より6か月に設定されています。なお、袋麺の賞味期限は製造日より8か月です。
ただし、製品によって賞味期限が異なる場合があります。製品に記載された賞味期限を必ず確認しましょう。
油で揚げたカップ麺は傷みやすい
ノンフライ麺に比べて、油で揚げたカップ麺は傷みやすいとされています。理由は、時間が経つにつれ油が酸化するためです。ノンフライ麺とは、その名のとおり油で揚げない麺のことを指します。製造過程で熱風乾燥機を使うことにより、揚げずにカップ麺を作れています。
ノンフライ麺は、油を使っておらず酸化しないため、カップ麺より長持ちします。また、カップ麺に比べてヘルシーなことも特徴です。
実際、日清食品のノンフライ麺は、油で揚げたカップ麺よりもヘルシーに作られています。次の表に栄養成分をまとめましたので、製品選びの参考にしてください。
ノンフライ麺のほうが分量は多いものの、カロリーは控えめです。そのため、ダイエット中に食べるなら、通常のカップ麺ではなくノンフライ麺がおすすめです。
長持ちもするため、通常のカップ麺よりは保存食として優れています。
カップ麺の賞味期限は東日本大震災の後から1か月伸びた
もともと、カップ麺の賞味期限は5か月でした。
しかし、カップ麺の賞味期限は2014年4月1日以降の製造品から、1か月伸びました。背景には次の理由が挙げられます。
東日本大震災ほどの大規模災害に備えて、長期保存できる食品の需要が高まりました。また、世界では13億トンの食料が毎年廃棄されており、食品ロスが大きな話題となっていました。万が一の保存食として、なおかつ食品ロスを防ぐために、カップ麺の賞味期限は延長。
ちなみに、同時期に袋麺の賞味期限も、6か月から8か月に伸びました。
賞味期限切れ後のカップ麺の変化
次の時期ごとのカップ麺の変化を解説します。
台所の棚に賞味期限切れのカップ麺を保管している人もいるでしょう。残念ですが、賞味期限切れのカップ麺を食べることはおすすめしません。保管方法が少しでも誤っていると、品質が劣化している可能性が十分にあるためです。
賞味期限が切れた後のカップ麺の変化を見ていきましょう。
賞味期限切れから2か月ほどのカップ麺
消費期限を考慮すると、賞味期限切れから2か月しか経っていないカップ麺は、見た目には変化が見られないかもしれません。また、理論上、消費期限を超えていなければ問題なく食べられます。
しかし、実際に食べることはおすすめしません。理由は、エースコックの公式サイトに次の文言が記載されているためです。
上記の文言を考慮すると、賞味期限を超えたカップ麺は食べないほうが無難でしょう。どうしても食べたい場合は、見た目や匂いが変ではないかを確認しましょう。
賞味期限切れから2〜4か月のカップ麺
賞味期限切れから2〜4か月経ったカップ麺は、劣化により、味が落ちている可能性は十分に考えられます。また、湿気による具材の変色が見られることもあります。
賞味期限切れから1年ほどカップ麺
賞味期限切れから1年ほど経ったカップ麺には、カビが生えている可能性が考えられます。この場合、カップ麺の蓋を開けずとも変な匂いが漂うため、そもそも食欲が湧かないでしょう。
また、カビが生えていなくとも、油の酸化により味が損なわれている可能性があります。
賞味期限切れから2年ほどのカップ麺
賞味期限切れから2年も経過すると、具材の変色や変な匂い、容器の膨らみなどの特徴が見られます。いうまでもなく、食べるべきではありません。
賞味期限切れのカップ麺が安全かを見分けるための4つのポイント
賞味期限切れであっても消費期限内であれば理論上、安全に食べられます。
しかし、誤った方法で保存したカップ麺は安全か分かりません。安全かどうかを見分けるためのポイントは次の4つです。
安全かどうかを見分けるためのポイントをおさえることで、賞味期限切れのカップ麺を食べてもよいかを判断できるようになるでしょう。
カップ麺の容器は膨らんでいないか
カップ麺の容器が膨らんでいる場合は、具材が腐敗してガスが発生したり、酸化している可能性があります。この場合は、嫌な匂いや味がするため、食べないでおきましょう。
また、空気の体積が変化したことによる膨らみの可能性もあります。暖かい場所で保管している食品に見られるケースです。この場合は、食べても問題ありません。実際、エースコックのホームページには次の文言が記載されています。
容器が膨らんだカップ麺は、必ずしも風味に影響を及ぼすわけではありませんが、不安であれば食べないようにしましょう。
匂いは正常か
カップ麺から酸っぱさや強い油の匂いを感じたら食べないことです。また、微生物の発酵により、腐った玉ねぎの匂いがすることもあります。
お湯を注いでいる時に変な匂いが漂ってきたら、もったいないですが捨てましょう。
味は酸っぱくないか
腐って酸化した麺は、酸っぱい味がします。食べると体調不良を引き起こす可能性があります。少しでも変な味がしたら、すぐに食べるのを止めましょう。
カップ麺の具材は変色していないか
カップ麺の具材が変色している場合は、傷んでいる可能性があります。変色したカップ麺を食べると、嘔吐や下痢などを起こすことも。白っぽく変色したり、黒ずんでいたりなどの場合は、カビが発生している可能性があります。
また、具材の底の部分が変色している場合もあるため、問題がないか全体を確認することが大切です。シーフードや塩などのシンプルなカップ麺であれば、変色に気づきやすいですが、中には判断しにくい製品もあります。
変色しているか判断できない場合は、匂いや容器の膨らみなどで、安全かどうかを判断しましょう。
カップ麺の正しい保存方法
カップ麺の正しい保存方法は次の2つです。
カップ麺を誤った方法で保存すると、賞味期限内でも味を損なう可能性があります。カップ麺を長持ちさせるために、正しい保存方法をおさえておきましょう。
常温で保存する
日本薬局方によると、常温は15〜25°Cを指します。そのため、カップ麺は心地よい温度の場所で保存しましょう。
常温より低かったり高かったりする場所で保存すると、カップ麺の容器が膨らむ可能性があります。日清食品によると、保存場所のおすすめは食品棚とされています。
食品棚であれば、カップ麺を食べたくなった時にすぐに取り出せるため便利です。
香りが強いものの近くに置かない
カップ麺を『殺虫剤』や『化粧品』などの近くに置くと、香りが移る可能性があります。カップ麺の味を損なうことになるため、香りの強いものの近くには置かないことです。
ここまでカップ麺の正しい保存方法を紹介しましたが、袋に入った麺も同様の方法で保存しましょう。
賞味期限切れのカップ麺の捨て方
カップ麺の具材は生ゴミへ捨てます。容器は、製品により使われている素材が違うため、臨機応変に分別する必要があります。素材は発泡スチロールが多いですが、紙が使われている製品もあります。
使われている素材に応じて分別しましょう。分別ルールは地域ごとに異なるため、インターネットで「地域名+ゴミの分別」などと調べて確認してください。
傷んだカップ麺を捨てる際は、匂い予防のため袋を二重にするのがおすすめです。地球の環境を守るためにも、正しく分別しましょう。
賞味期限が3年のカップ麺もある
日清食品が販売しているものに『カップヌードル保存缶』があります。保存食に特化しており、賞味期限は製造日より3年です。災害時でも食べられるように、お湯が不要。水を入れて15分放置するだけで、できあがります。
また、具材のほかに、フォークも入っています。麺類が好きなら、万が一のためにカップラーメン保存缶を備えておくのも1つです。
カップ麺の保存方法を守って長持ちさせよう!
賞味期限が切れたカップ麺でも、消費期限内であれば、理論上食べられます。ただし、賞味期限が切れたものは味が落ちている可能性があるため、期日を守って食べるのがおすすめです。
また、適切な方法で保存しなければ、賞味期限が切れる前に傷んでしまう可能性があります。具材が変色していたり、味が酸っぱかったりすると赤信号です。
せっかく購入したカップ麺を長持ちさせるためには、本記事で紹介した保存方法を参考にしてください。
カップ麺が傷んで食べられない場合は、地域ごとの分別方法を守って捨てましょう。
[文・構成/grape編集部]