ご飯を傷みにくくするために『お酢』を加えても大丈夫? 企業の回答に「そうだったのか」 By - COLLY 公開:2024-04-05 更新:2024-04-06 炊飯 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ お弁当に白ご飯を詰める時、「食べる頃に傷んでいたらどうしよう」「どう対策すればいい?」と、心配になることがあるでしょう。 ご飯を傷みにくくする方法として『炊く時にお酢を入れる』という裏技があります。効果があるのなら試したいですが、本当に効果は期待できるのでしょうか。お酢を加える効果や試す前に確認すべき注意点を紹介します。 ご飯を炊く時にお酢を入れると傷みにくいのか ご飯が傷みにくくなる方法として、『お酢を入れて炊く』という裏技を聞いたことがあるかもしれません。この方法で本当に効果はあるのか気になっている人もいるでしょう。 食酢メーカー『ミツカン』の公式サイトでは、お客様相談センターとしてお客様から寄せられたさまざまな質問や疑問に回答しています。その中で、「ご飯を炊く際にお酢を入れると傷みにくくなりますか?」という質問に答えています。 ミツカンは次のように回答しています。 傷みにくくなりますが、お釜の劣化などに繋がりかねないため、炊飯器の取扱説明書や注意事項をご確認の上、お酢を入れてください。 もし入れられる場合は、米1合(150g)に対して 糖分や塩分を加えていないお酢 約小さじ1杯弱(約3.5㎖)を目安にしてください。 ミツカン ーより引用 取扱説明書を読んで問題のない場合は、試してみてもいいかもしれませんね。 ご飯が傷む理由 常温でご飯を放置すると傷んでしまいますが、その原因は『細菌』です。 気温の高い夏場にご飯を常温で置いておくと、ご飯の温度は20~30℃くらいになります。これは細菌が繁殖しやすい温度であるため、細菌の繁殖を防ぐ対策が必要なのです。 『お酢を入れると傷みにくくなる』という情報がネット上などに広まったのは、お酢には細菌の繁殖を防ぐ効果のある成分が含まれるからでしょう。この成分は、梅干しにも含まれています。 梅干しの場合は、炊く時ではなく、炊き上がったご飯に加えても効果が期待できます。 ご飯に梅干しというと『日の丸弁当』を想像しますが、梅干しをご飯の上に一か所だけに置くとその部分しか効果がありません。そのため、梅干しを細かく刻んで混ぜ込み、全体に行き渡るようにするといいでしょう。 ご飯を炊飯する時にお酢を入れると傷みにくくなるという説、その効果は期待してもいいようです。しかし、炊飯器の種類によっては、お酢によってお釜の劣化につながることもあるので、取扱説明書をしっかりと確認しましょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 ミツカン Share Post LINE はてな コメント
お弁当に白ご飯を詰める時、「食べる頃に傷んでいたらどうしよう」「どう対策すればいい?」と、心配になることがあるでしょう。
ご飯を傷みにくくする方法として『炊く時にお酢を入れる』という裏技があります。効果があるのなら試したいですが、本当に効果は期待できるのでしょうか。お酢を加える効果や試す前に確認すべき注意点を紹介します。
ご飯を炊く時にお酢を入れると傷みにくいのか
ご飯が傷みにくくなる方法として、『お酢を入れて炊く』という裏技を聞いたことがあるかもしれません。この方法で本当に効果はあるのか気になっている人もいるでしょう。
食酢メーカー『ミツカン』の公式サイトでは、お客様相談センターとしてお客様から寄せられたさまざまな質問や疑問に回答しています。その中で、「ご飯を炊く際にお酢を入れると傷みにくくなりますか?」という質問に答えています。
ミツカンは次のように回答しています。
取扱説明書を読んで問題のない場合は、試してみてもいいかもしれませんね。
ご飯が傷む理由
常温でご飯を放置すると傷んでしまいますが、その原因は『細菌』です。
気温の高い夏場にご飯を常温で置いておくと、ご飯の温度は20~30℃くらいになります。これは細菌が繁殖しやすい温度であるため、細菌の繁殖を防ぐ対策が必要なのです。
『お酢を入れると傷みにくくなる』という情報がネット上などに広まったのは、お酢には細菌の繁殖を防ぐ効果のある成分が含まれるからでしょう。この成分は、梅干しにも含まれています。
梅干しの場合は、炊く時ではなく、炊き上がったご飯に加えても効果が期待できます。
ご飯に梅干しというと『日の丸弁当』を想像しますが、梅干しをご飯の上に一か所だけに置くとその部分しか効果がありません。そのため、梅干しを細かく刻んで混ぜ込み、全体に行き渡るようにするといいでしょう。
ご飯を炊飯する時にお酢を入れると傷みにくくなるという説、その効果は期待してもいいようです。しかし、炊飯器の種類によっては、お酢によってお釜の劣化につながることもあるので、取扱説明書をしっかりと確認しましょう。
[文・構成/grape編集部]