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大根の葉を使う際の注意点を紹介! 栄養素やおすすめレシピも

By - COLLY  公開:  更新:

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おでんの具材や大根おろしといった活用方法で知られている大根ですが、その葉も食べられるのをご存知でしょうか。実は大根の葉も食材として活用されることは多く、アクセントとして添えられたり、ひとつの具材として使われたりと、活用方法は意外にも多いです。

しかし、大根の葉を料理などで活用する際には注意しておきたいことが多く、その注意点を知らないことでちょっとしたデメリットにつながってしまう可能性もあります。

そこで今回の記事では、大根の葉を使う際の注意点について解説していきます。大根の葉を活用したい人や、注意点についてあまり知らない人は、ぜひ参考にしてください。

大根の葉を食べる場合の注意点

大根畑

※写真はイメージ

さまざまな活用法でおいしく食べられる大根の葉ですが、食べる際にはいくつかの注意点が。そこで、大根の葉を食べる時の注意点について解説していきます。より大根の葉を安全に楽しむことにつながるので、ぜひ大根の葉を食べる際の参考にしてください。

葉っぱのトゲトゲ

一見すると害がないように見える大根の葉ですが、実はトゲトゲが付いていることをご存知でしょうか。このトゲトゲが新鮮さの象徴なのですが、意外にも鋭く、知らない状態で葉を触ってしまうことで、手をケガしてしまうことも多いです。

大根の葉を食べる際には洗う必要があるため、必然的に葉を触らなければいけません。大根の葉を洗う際にはゴム手袋をしたり、塩水などに浸らせてしなった状態にしてから洗ったりなどの対策をしましょう。

残留農薬

どれだけ新鮮でおいしく見える大根の葉でも、残留農薬が付着している危険性はあります。農薬は大根を始めとしたさまざまな野菜の栽培において重要であり、多くの農家が大根の栽培などで使用しているのです。

大根の葉を食べる際は、農薬を取り除くためにも入念に洗ってくださいね。

摂取量

大根の葉には『ナトリウム』や『シュウ酸』という成分が含まれています。人間にとっては身体に大事な栄養素の1つではあるのですが、実は摂取しすぎてしまうと逆に身体へいくつかの症状をもたらしてしまう可能性があります。

摂取過多で生活習慣病のリスクが増加するという研究結果もあるので、明確な摂取量が定められているわけではありませんが、摂取のしすぎは健康に悪影響です。調節は行うようにしましょう。

大根の葉を料理に使う場合の注意点

採れたてで新鮮な家庭菜園の大根葉を調理中

※写真はイメージ

大根の葉を食べる際の注意点を解説しましたが、次に料理に使う際の注意点も解説します。大根の葉は適切な調理を行うことで、みずみずしくやさしい食感が魅力的な野菜として食べられますが、注意点を守らずに調理すると、身体に悪影響が出る可能性があります。

おいしく大根の葉を楽しむためにも、本項で解説する調理の注意点を心がけてくださいね。

生で食べない

大根の葉を調理する際は、生での調理はせずに、後述で解説する下処理を行ってから調理するようにしましょう。大根の葉は前述したように、栽培している時は葉が地上に露出しているため、農薬が付着している可能性があります。

あく抜きをする

大根の葉に付着している残留農薬やシュウ酸を回避する方法でおすすめなのが、あく抜き。やり方は簡単で、大根の葉を入念に洗った後に、鍋の中に水を入れて沸騰させ、塩を少しだけ入れた後に大根の葉を2~3分ゆでておき、水で絞るだけです。

大根の葉に付着している残留農薬を洗い流した後に、あく抜きをすることで、農薬やシュウ酸を落とすことができます。簡単な下処理なので、大根の葉を調理する前にぜひ行ってくださいね。

大根の葉に含まれる栄養素

大根の葉

※写真はイメージ

身体にいいといわれがちな大根の葉ですが、具体的にどのような栄養素が含まれているのか、気になりますよね。ということでここからは、大根の葉に含まれている栄養素について解説していくので、大根の葉で期待できる効能を知りたい人はぜひ参考にしてください。

ビタミンA

ビタミンAは脂溶性ビタミンに分類される栄養素です。主要成分はレチノールで構成されており、摂取することで目や皮膚の粘膜を守る効果が期待できるといわれています。

ビタミンC

ビタミンCは水溶性ビタミンに分類され、別名はアスコルビン酸とも呼ばれます。コラーゲンの生成を助ける栄養素で、摂取することで血管や歯などの組織が働くようにコントロールしたり、かぜなどの病気から身体を守ったりする効果が期待できる栄養素です。

ビタミンK

ビタミンKは脂溶性ビタミンに分類される栄養素で、別名として止血ビタミンとも呼ばれることがあります。血液凝固に働きかける効果や、骨の健康を維持する効果も期待できるビタミンです。

βカロテン

βカロテンは緑黄色野菜に含まれている色素成分のことで、摂取することでビタミンAと同じ効果のほか、抗酸化作用や免疫力維持の効果が期待できるといわれています。

葉酸

葉酸はビタミンB群に含まれている水溶性の栄養素です。身体に大事な成分である赤血球の生成をサポートする効果が期待できることから、別名として造血のビタミンと呼ばれることもあります。

鉄分

鉄分は身体中の酸素運搬を行っているミネラルで、鉄分が不足してしまうと貧血や過度な疲労の要因につながるといわれています。摂取することで、健康維持や貧血へのアプローチが期待できます。

カルシウム

カルシウムは人間の歯や骨を形成している成分で、健康な身体作りをサポートするといわれる成分です。摂取することで、歯や骨の健康維持を助ける効果などが期待できます。

カリウム

カリウムは鉄分と同じく人間の身体に存在している成分で、心臓や筋肉の調節や、血圧の調整を行っているとされています。摂取することで、無駄な塩分を排出をうながしたり、高血圧予防やむくみの防止が期待できたりします。

大根の葉を使ったおすすめレシピ

野菜の天ぷら6・なす・かき揚げ・大根の葉

※写真はイメージ

大根の葉を安全かつおいしく使うための方法を解説してきたところで、ここからは大根の葉を使ったおすすめレシピを紹介していきます。料理初心者でも作れる簡単レシピもあるので、ぜひ参考にしてください。

大根の葉で!炒め菜飯

<材料(2人分)>

大根の葉 1/2本分

ごま油 大さじ1/2

『キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ』 大さじ1

ご飯 400g

ごま(切りごま) 大さじ1

<つくり方>

大根の葉は小口切りにし、ごま油でしっかり炒める。

(1)にしょうゆを加えて炒りつけ、温かいご飯に切りごまとともに混ぜる。

キッコーマン ーより引用

大根の葉とごま油を使って作るチャーハンのような料理レシピです。香りの強いゴマ油の風味と、大根の葉独特のやさしい風味が合わさり、食べやすくおいしいレシピとなっています。

大根と手羽元のてり煮

<材料(2人分)>

大根 300g

大根の葉 適量

鶏手羽元 300g

サラダ油 大さじ1

七味唐辛子 適宜

(A)

『キッコーマンいつでも新鮮旨み広がるだししょうゆ』 大さじ2と1/2

水 1カップ

おろししょうが 小さじ1/2強

<つくり方>

大根は1.5cm厚さの半月切りまたはいちょう切りにする。大根の葉はさっとゆでて3cm長さに切る。鶏肉は骨にそって切り込みを入れる。

大根は耐熱皿に入れてふんわりラップをし、電子レンジ(600W)で5分程加熱する(竹串がすっと通るくらいのやわらかさが目安です)。フライパンに油を熱し、鶏肉と大根を焼き色がつく程度までしっかり焼く。

(A)を加えてアルミホイルで落としぶたをし、中~強火にかける。途中落としぶたをとって、鶏肉と大根を返して煮汁を絡めて再びふたをし、10分程煮る。

器に盛り、大根の葉を添える。好みで七味唐辛子をふる。

キッコーマン ーより引用

大根を丸ごと使って作れるおかずレシピです。だし醤油が染みた大根と手羽元を、大根の葉と一緒に食べることで、さっぱりした風味と味の染みた大根や手羽元の味を両方堪能できます。

鶏手羽と大根のコクうま煮

<材料(2~3人分)>

大根 1/4本(250g)

鶏手羽元 300g

ごま油 大さじ1/2

大根の葉(ゆでたもの) 適宜

(A)

『キッコーマンいつでも新鮮味わいリッチ減塩しょうゆ』 大さじ1と1/2

『マンジョウ米麹こだわり仕込み本みりん』 大さじ1と1/2

砂糖 大さじ1

水 250ml

おろしにんにく(チューブ) 小さじ1

<つくり方>

大根は1.5cm幅の半月切り、または輪切りにして耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で5分程加熱する。鶏手羽元は骨に沿って切り込みを入れる。

フライパンにごま油を入れて中火で熱し、(1)の鶏肉と大根を焼き、しっかりと焼き色がついたら(A)を加えて煮立てる。落としぶたをして煮汁が少し残る程度まで15~20分煮たら火を止め、煮含める。

器に盛り、好みで大根の葉をちらす。

キッコーマン ーより引用

こちらも大根を丸ごと使って作れるレシピで、前述で紹介したレシピと少し似ていますが、ごま油やにんにくも入っているので、より風味を強く感じられる料理に仕上がっているのが特徴です。ごはんのおかずやお酒のお供としてもおすすめです。

だししみ大根肉豆腐

<材料(3人分)>

大根 200g

絹ごし豆腐 200g

豚バラ肉(薄切り) 150g

大根の葉 適宜

ねぎ(小口切り) 適宜

(A)

『キッコーマン濃いだし本つゆ(濃縮4倍)』 50ml

水 250ml

<つくり方>

大根は1cm厚さのいちょう切りにする。絹ごし豆腐は8等分に切る。豚バラ肉は4cm幅に切る。

大根の葉はゆでて3cm長さに切る。

フライパンに(A)と大根を入れて煮立て、豆腐、豚肉も加えて落としぶたをして中火で15分程度煮て、大根の葉を加えて火を止め、そのまま煮含める。

器に盛りつけ、ねぎを添える。

キッコーマン ーより引用

本つゆの味が染みた大根と豆腐を、ジューシーな豚バラと一緒に堪能できるレシピです。濃厚な豆腐や大根の味を楽しみつつ、アクセントとして入っている大根の葉を食べることで、より整ったおいしさで味わうことができます。

大根の和風サラダ

<材料(3人分)>

大根 150g

大根の葉 少々

レタス 25g

『キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ』 小さじ2

ごま油 大さじ1/2

焼きのり(全型) 1/2枚

<つくり方>

大根は半月の薄切り、葉は刻む。レタスはちぎる。

ボウルに(1)の大根と葉、ごま油、しょうゆを入れて混ぜ、全体がなじんだら、レタスとちぎったのりを加えてさっくりと混ぜる。

キッコーマン ーより引用

大根を余すことなく使える和風サラダで、ごはんのお供やお酒のつまみとしてもおすすめなレシピです。醤油の味が効いた大根やレタスに、大根の葉が加わることで、さっぱりとした味わいが楽しめます。

大根の葉の注意点を理解しておいしくいただこう

今回は大根の葉を使う際の注意点や、おすすめのレシピを解説しました。大根の葉は、使用する際に注意しなければいけないポイントがいくつかありますが、注意を守りながら適切に使用すれば、おいしく食べることができます。

本来の大根とはまた違ったテイストの味が楽しめる食材なので、本記事で紹介した使用時の注意をよく参考にしていただいたうえで、紹介したおすすめレシピからぜひ1品作ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
キッコーマン

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