『頑張ります』の言い換えとは? 目上の人への使い方や誤用例も紹介
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『頑張ります』は、ポジティブでどんな人でも日常的によく使う言葉です。しかし、ビジネスシーンでの目上の人への使い方としてはどうなのか、気になりますよね。社会人ともなれば、適切な言い換えを使い分けられるようになりたいもの。
そこでこの記事では、『頑張ります』のビジネスシーンにおける言い換えや誤用例を解説していきます。ぜひ参考にして、多様な言い換えを操れるようになりましょう。
『頑張ります』の意味
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普段なにげなく使っている『頑張ります』とはどういう意味なのでしょうか。意味をみていきましょう。
意味
『頑張ります』は『頑張る』の丁寧語です。『困難にめげずにやり抜く』『忍耐して努力する』などの意味になります。
諸説ありますが、『我(が)を張(は)る』の語源からきているらしく、当時は『自己中心的』という意味で軽蔑の意味合いで用いられたのだとか。
あらゆる言葉がそうであるように、『頑張る』も時代の変化とともに意味合いが変わり、自分の決意を伝えるニュアンスとして使われているのですね。
『頑張ります』の例文
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それでは、『頑張ります』がどのように使われるか、日常会話や就活、ビジネスなどシーンごとの例文を紹介していきます。
日常会話
【例文】
・将来看護師になるために、ひたすら勉強を頑張ります。
・気持ちが乗らないけど、とりあえず頑張ってみます。
このように同じ言葉を使っていますが、内容によってトーンが異なります。目標に向かって何に取り組むのか明確な姿勢が見える言い方と決意のトーンが低い言い方とでは、受ける印象が変わりますね。
履歴書
【例文】
・国際的な取り組みをされている貴社で、得意の英語力をもって新たなことにチャレンジし頑張っていきたいと思っております。
・1日でも早くスキルを身につけ、貴社に貢献できるよう頑張りたいと考えております。
就職の第一関門である履歴書には、自己アピールを記載する欄があります。
これまで自分が取り組んで学んできたことを記載するだけでなく、これから何を目指すのか、抱負を印象づける大事な項目ですね。使う時は『頑張ります』で文章を終わらせないようにしましょう。
面接
【例文】
・1日も早く即戦力としてお役に立てるよう、頑張りたいと考えております。
・これまでの経験を生かして、貴社でも貢献できるように頑張りたいと思います。
面接では、自己PRやそれに関連したあらゆる質問をされます。就職の熱量を伝えるフレーズとして使うには、ややカジュアルな印象になりがちです。フォーマルよりの表現になるよう、言葉のバリエーションを考えておきましょう。
ビジネスシーン
【例文】
・納期スケジュールを前倒しで進められるよう、頑張ります。
・チーム一丸となって頑張って取り組みます。
ビジネスシーンにおいては、職場ミーティングや取引先とのやり取りなどで、取り組みの熱意を伝える言葉として使われます。ただ、その場の雰囲気にそぐわないことがあるため、気をつけましょう。
ビジネスメール
【例文】
・プロジェクトの成功に向けて多くの成果を得られるよう、メンバー共々頑張ってまいります。
・今後も学んだことを生かし、さらなる成長に向けて頑張っていく所存です。
メール文の難点は、文面から取り組みへの熱意が伝わりにくいことです。対面の場合は表情や声のトーンから気持ちを読み取れますが、ビジネスメールは相手の顔が見えません。そのため、気持ちが伝わる文章の工夫が必要になります。
『頑張ります』の敬語表現
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『頑張ります』は丁寧語ですが、ビジネスにおいてはややカジュアルなイメージです。特に目上の人に使うのは避けましょう。ここでは、言い換えの表現をいくつかお伝えします。
それぞれ意味が異なるため、適切な場面で使いましょう。使用例も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
尽力いたします
「あるタスクの遂行に最善を尽くす」という意味です。大きな事案に対しての意気込みに使われる定型表現で、文章でもよく用いられます。
【例文】
・大口契約を獲得するために尽力いたします。
・トラブル解決に尽力いたします。
努めてまいります
『努める』は努力する、力を尽くすという意味で「今後も努力を続ける」の丁寧な言い回しです。
【例文】
・今後も自己研鑽に努めてまいります。
・少しでも先輩のお役に立てるよう、努めてまいります。
全力を尽くす所存です
「自分が持てる限りの力を出す考え」という意味があります。上司などの目上の人から期待をかけられた時に、応える形で使われることが多い表現です。
【例文】
・プロジェクトの成功に向けて、全力を尽くす所存です。
・信頼回復のために全力を尽くす所存です。
一生懸命取り組みます
読んで字のごとく、「命がけで真剣に取り組む」という意味です。もともとは『一所懸命』からきた言葉で、ビジネスシーンではこの表現が使われます。
【例文】
・ご期待に添えるよう、一生懸命取り組みます。
・お客様の信頼獲得のために一生懸命取り組みます。
より一層励んでまいります
「これまで以上に頑張る」という強いニュアンスを丁寧に表現した言葉です。やや大げさな言い回しのため、口頭でなく文章で多く使われます。
【例文】
・これまでも取り組んできましたが、より一層励んでまいります。
・チームの力になるよう、より一層励んでまいります。
『頑張ります』の誤った言い方とその例
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ここまで、『頑張ります』の例文と言い換えの言葉を紹介してきました。『頑張ります』は身近な表現だけに、誤った言い方をしやすいため注意が必要です。
ここで紹介する注意点と誤用例を確認して、正しい使い方を理解しましょう。
注意点
『頑張ります』はカジュアルな表現です。プライベートではともかく、ビジネスにおいては使い方に気をつけましょう。相手によっては、マナーがなっていないと思われることがあるためです。そのため、多用しないことを心がけましょう。
誤用例
よく使いがちな誤用例は「頑張らせていただきます」です。『〜させていただく』は相手の許可を得て行動する時に使用する表現のため、適切な使い方ではありません。
頑張るかどうかは、相手ではなくあくまで自分で決めること。社会人ともなれば、誤用しないように気をつけたいですね。
『頑張ります』の使い方を正しく理解し適切に使おう
『頑張ります』はさまざまなシーンで多く使われる、便利な表現です。しかしその一方で、誤用や相手に誤解を与えやすい言葉でもあります。
そのため、ビジネスシーンにおいては上司など目上の人に言い換えた言葉を使うと印象がアップするかもしれません。
【『頑張ります』のおもな言い換え例】
それぞれに意味が異なるため、シーンごとに使い分けましょう。
ぜひ、状況に応じた適切な表現ができるよう自分のスキルにして、より効果的なパフォーマンスを発揮してくださいね。
[文・構成/grape編集部]