お湯の水圧、冬より夏が強いのはなぜ? メーカーの情報に「初耳でした」
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※写真はイメージ

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- 出典
- リンナイ
お湯を作るために欠かせないのが給湯器です。
見えない場所で快適な生活を支えてくれていますが、「なぜか夏よりも冬のほうがお湯の勢いが弱い気がする…」と疑問を抱いたことはありませんか。
給湯器メーカー・リンナイ株式会社の公式FAQより、気になる理由を解説します。
給湯器の能力『号数』に隠された秘密
寒い冬は、夏場よりも多くのお湯を必要とするもの。しかしながら、「夏と同じように操作しているはずなのに、なぜかお湯の勢いが弱い」と感じる人も少なくありません。この現象は気のせいではなく、給湯器の能力が関係しています。
給湯器の能力は、『号数』で表されるもの。あまり耳慣れない単位ですが、夏と冬でお湯が出る勢いが変わる理由には、この『号数』が深く関わっています。
リンナイ公式FAQの説明は以下のとおりです。
給湯器の号数が大きければ大きいほど、大量のお湯を素早く作り出すことができます。
小さい号数の給湯器を使っていても、水温の高い夏場は、お湯の勢いが気になる場面は少ないかもしれません。一方で、冬は能力不足を実感する可能性が高くなります。
冬に勢いが弱まるのは故障ではない
冬場にお湯の勢いが弱くなった時、給湯器の故障を疑う人も多いでしょう。しかしこれは、決して珍しい現象ではありません。
例えば、4~5人家族向けの24号給湯器で考えてみましょう。
夏場、水温15℃の状況で40℃のお湯を出そうと思った時、1分間に24ℓのお湯を吐水できます。
冬場に水温が5℃まで低下すると、1分間に作り出せるお湯の量は約17ℓにまで低下。つまり、故障ではなく能力の限界なのです。
買い替えの時は使う湯量に合わせて決めよう
冬場の給湯能力に不満がある場合、給湯器の号数をアップすることで対応できます。
反対に、「子供が家を出て、家族の人数が減った」「キッチンと浴室で同時にお湯を使う場面が少ない」といった場合、給湯器の号数をダウンできる可能性も。
一般的に号数が上がれば上がるほど給湯器の価格は高くなるため、買い替え時に号数を下げれば、負担を軽減できるでしょう。
一定の熱量でお湯を作る仕組みの給湯器で、「冬になると蛇口から出るお湯が弱くなる…」というのは仕方がないことです。許容できる範囲かどうかで、給湯器の買い替えについても検討してみてください。
給湯器の仕組みや号数の基本を知り、より快適に使える給湯器を選択しましょう。
[文・構成/grape編集部]