てんさい糖の特徴と効能とは?ほかの砂糖との違いと代用品を解説
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健康志向の高まりから注目を集めている『てんさい糖』は、茶色っぽい色合いが特徴です。てんさい糖は一体どのような砂糖なのでしょうか。本記事では、ほかの砂糖との違いや代用品についても詳しく解説します。
てんさい糖とは?特徴と効能
※写真はイメージ
てんさい糖は、北海道を中心に栽培される植物『甜菜(てんさい)』が原材料の砂糖です。別名で『さとうダイコン』とも呼ばれ、ダイコンやカブのような白い根があります。てんさい糖の主な特徴は3つです。
上記の通りさまざまな栄養素が含まれ、身体によいとされています。それぞれの特徴と効能を見ていきましょう。
豊富なオリゴ糖で体内改善
てんさい糖の最大の特徴は、天然のオリゴ糖を豊富に含んでいること。オリゴ糖は、下記のように腸内環境を整える作用が期待できます。
お腹に優しいオリゴ糖が含まれているとはいえ、過剰な摂取は逆効果です。摂取量には注意しましょう。
ミネラルを含んでいる
てんさい糖はカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。ミネラルは、体内のさまざまな機能を維持するために必要な栄養素ですよね。一例として、主に含まれるミネラルとそれぞれの効果を表にしました。
上記のほか、ヨウ素、セレン、マンガン、クロム、銅、モリブデンがあります。いずれも丈夫な身体を作るためには欠かせないでしょう。
血糖値上昇をゆるやかにする中GI値
てんさい糖は、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できるGI食品です。GI値は食後の血糖値の上昇度を示す指標で、高GI値、中GI値、低GI値の3つに分類されます。
※グルコースを100とした場合。
てんさい糖は65と中GI値ですが、砂糖の中では低いほうです。一部の砂糖と比較すると以下のようになります。
血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できるからといって、摂りすぎは禁物です。
てんさい糖とほかの砂糖との違い
※写真はイメージ
砂糖の原材料として多く使われているのは、気温の高い地域で採れる『サトウキビ』と気温の低い地域で採れる『甜菜』。製造方法によって、含蜜糖と分蜜糖に分類されます。それぞれの違いは以下の通りです。
含蜜糖と分蜜糖に属する砂糖の一例は、下記の通りです。
含蜜糖は分蜜糖より多くのミネラルが含まれており、GI値が低いものが多いのが特徴です。本章では、ほかの砂糖との違いを見ていきましょう。
きび砂糖
きび砂糖は、サトウキビの絞り汁を煮つめて結晶化させた砂糖です。てんさい糖と同様に、ミネラルやオリゴ糖を含んでいます。てんさい糖よりもGI値が高く、ほのかに黒糖の味がするのが特徴です。
黒糖
黒糖は、サトウキビの絞り汁を煮つめた時にできる蜜をそのまま固めた砂糖です。ミネラルやビタミンB群が豊富に含まれており、てんさい糖よりも甘みが濃厚で、コクのある風味が特徴。固形と粉末があり、固形はそのままお茶菓子にもなります。
上白糖
上白糖は、サトウキビの絞り汁を精製した砂糖。グラニュー糖よりも不純物が少なく、しっとりした質感と強い甘みがあります。手に入りやすく、さまざまな料理に活用できるので、国内の一般家庭で多く使われている砂糖です。
グラニュー糖
グラニュー糖は、サトウキビの絞り汁を精製した上白糖をさらに精製した砂糖。純度が高くサラサラしていて、クセがなくすっきりとした甘みです。主にコーヒーや紅茶の甘味料、お菓子作りなどに使われます。
三温糖
三温糖は、上白糖を精製する過程で出る蜜を煮つめて作られる茶色い砂糖です。茶色いため含蜜糖と間違えられやすいですが、ミネラルはほとんど含まれていません。上白糖よりもコクがあり、優しい甘みが特徴ですよ。
氷砂糖
氷砂糖は、グラニュー糖を結晶化させた固形砂糖です。ごつごつしたロックときれいなクリスタルの2つの形があります。砂糖の中ではもっとも純度が高くゆっくり溶けるのが特徴で、梅などの果実酒作りに最適です。
てんさい糖の代用品
※写真はイメージ
てんさい糖の代用品として、シロップなどの甘味料があります。本章では、おすすめの甘味料を見ていきましょう。
ラカント
『ラカント』は『サラヤ株式会社』の商品。羅漢果(ラカンカ)のエキスと、とうもろこしの発酵による甘み成分から作られる天然由来の甘味料です。砂糖と同様の甘さがあり、カロリーや糖質だけでなく、GI値もゼロなのが特徴。
アガベシロップ
アガベシロップは、メキシコを中心に栽培されているアガベ(リュウゼツラン)から作られる甘味料です。コクのある風味で甘みが強く、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれます。
甘みのもとである成分『フルクトース』は、大量摂取すると血糖値を一気に上げる傾向があるので、注意しましょう。
メープルシロップ
メープルシロップは、カエデの樹液を煮つめて作られる甘味料です。ホットケーキを始めスイーツによく添えられるので、おなじみですね。独特の甘い風味で、ミネラルやポリフェノールが豊富ですよ。
甘酒
甘酒は、米麹を発酵させて作られたもの。食物繊維やオリゴ糖が含まれており、麹菌は消化吸収を助ける効果も期待できます。優しい甘みなので食事の味付けにも。
ココナッツシュガー
ココナッツシュガーは、ココナッツの花蜜を煮つめて作られます。天然の砂糖の中ではもっとも低GI値の食品で、ミネラルや食物繊維が豊富です。カラメルのような香ばしさと、コクのあるさっぱりとした甘さが特徴。
ハチミツ
ハチミツは、ミツバチが花蜜を集めて作る天然の甘味料です。ミツバチの体から排出されるため、動物性食品に分類されます。非常に栄養が高く、ビタミン類、ミネラル類、ポリフェノールなどが豊富です。
なお、1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えてはいけません。乳児ボツリヌス症にかかるリスクがあるため、気を付けましょう。
みりん
みりんは、もち米、米こうじ、焼酎などを発酵させて作られる調味料。甘みだけでなく、うま味や照りも出せます。料理だけでなく、スイーツ作りにも活用できますよ。ほかの砂糖に比べると甘みは弱めです。
てんさい糖はスイーツだけでなく普段の料理にも活用しよう!
てんさい糖はスイーツだけでなく、普段の料理にも活用可能です。例えば煮物や炒め物の調味料として使ったり、ドレッシングやマリネ液に混ぜたりすると、コクのある深い味わいを楽しめます。
発酵食品との相性もよいので、甘酒やヨーグルトに混ぜて食べるのもおすすめです。健康でおいしいてんさい糖。さまざまな料理に使って、毎日の食卓を豊かにしましょう。
[文・構成/grape編集部]