冷凍前に『10分』待って! 鮭の切り身の保存テクに「大違い」「すごい」
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塩焼きやムニエルなど、お弁当や食卓のメインに使える食材『鮭』。生鮭の切り身は、どこのスーパーでも手に入りますよね。
しかし、冷蔵庫では2~3日しか持たず、かといってそのまま冷凍すると、食べる時には臭みが気になる場合があり、なかなか上手に保存できないという声が聞かれます。
「今買っても期限内に食べられなさそう…」「おいしく冷凍・解凍できればいいのだけど」と悩んだことのある人は多いはず。
そんな時は、ニチレイフーズ(@nichirei_foods)のX公式アカウントで紹介されている『生鮭を冷凍する時のコツ』を参考にしてみましょう。
合わせて、上手な解凍方法も解説します。
鮭の切り身を上手に冷凍する方法
塩と酒を振って『10分』おく
鮭の冷凍保存には新鮮なうちに冷凍することが大切ですが、その前には『下処理』が欠かせません。
下処理をせずに冷凍すると、解凍時に『ドリップ』が出てきます。ドリップは魚から出る水分やタンパク質、うまみ成分を含んだ液体のことで、解凍時や食べる時に生臭さを感じる大きな要因です。
これを防ぐため、塩と酒を使って冷凍前に臭みを取りましょう。
鮭をまな板やバットの上に乗せ、塩と酒を振りかけます。この時のポイントは、塩と酒を振ってすぐに冷凍するのではなく、そのまま『10分おく』ことです。
塩と酒を振って10分待つと、鮭からドリップが出てきます。キッチンペーパーでドリップをしっかりと拭き取り、ラップに包んでから冷凍用の保存バッグに入れて冷凍しましょう。
なお、冷凍した生鮭は2〜3週間保存できますが、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
上手な解凍方法もチェック
冷凍した生鮭の解凍方法は、大きく分けて3つあります。
冷蔵庫で解凍
冷凍庫から冷蔵庫に移し、時間をかけてゆっくりと解凍する方法です。
温度変化が少ないので3つの方法の中でもっともドリップが出にくく、おいしく解凍できるでしょう。切り身の大きさや冷蔵庫内の温度などにもよりますが、解凍まで5~6時間はかかるため、余裕をもって解凍することをおすすめします。
氷水解凍
ボウルにはった氷水に保存袋ごと鮭を入れて解凍する方法です。
こちらも冷蔵庫解凍同様に温度変化が少ないため、ドリップが出にくいといえます。氷水で解凍する時間がない時は、流水解凍も可能です。
電子レンジ解凍
もっとも短時間で解凍できる方法といえば、電子レンジ解凍です。時間がない時にはこの方法が適しているでしょう。
ただ、どうしてもドリップが出やすく、場合によっては鮭の一部分に火が通ってしまう可能性もあるので、様子を見ながら加熱してください。
ニチレイフーズ公式Xにリンクされている『ほほえみごはん』では、冷凍前の下処理のより詳しい方法や、塩鮭の冷凍方法なども紹介されています。
鮭をおいしく保存・調理するための参考にしてみてください。
[文・構成/grape編集部]