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ビジネスでよく聞く『骨子』とは何か?意味や例文を紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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『骨子』という言葉を聞いたことはありますか。初めて文字だけを見た人は『ほねこ』と読んでしまうかもしれません。『骨』と『子』という漢字では漢字自体の意味から『骨子』の意味を読み解くのは難しいですよね。

『骨子』は大勢で物事を決める時などに目にしたり聞いたりする言葉なので覚えておくとよいでしょう。この記事では『骨子』について紹介していきます。ビジネスや日常生活にぜひお役立てください。

『骨子』とは?使い方や例文を紹介

タブレットを使いカウンセリングする画像

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なぜ、『骨子』を使うのか、まず『骨子』の意味を見ていきましょう。『骨子』の意味を理解すれば「プレゼンの骨子を作っておいて」など仕事でのやりとりもスムースに行えます。

『骨子』の読み方

『骨子』は『こっし』と読みます。『骨子案』なんて言葉を聞いたことがあるかもしれません。市や県などで計画を立てる際に骨子案をウェブサイトに掲載しているところもあります。

『骨子』の由来

『骨子』は『骨』と『子』でできていますね。日常生活だと『骨』は身体の芯、『子』は子供をイメージする人が多いと思います。『骨子』でいう『骨』と『子』は別の意味があるのです。

『骨』は物事の中心、『子』は物の名前に付属したり、意味を持たせずに付属させたりする言葉です。所説ありますがこの2つの意味を組み合わせて『骨子』ができたといわれています。

『骨子』の意味

『骨子』とは物事の主要な部分。全体を構成する上で要となる部分をいいます。ここまで聞くと、『骨』が身体を支えているイメージで物事の大筋『骨子』と呼ぶのも納得できますね。

会話の中で「計画の骨子を~」などの発言が出てくれば、聞き手はこの計画の大事な部分を把握できます。物事の説明をする時に『骨子』をつけると重要性をアピールができるのです。

『骨子』を使った例文

面接を受ける大学生と面接官の画像

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ここからは例文を紹介していきます。『骨子』とつけるだけで重要度が上がるので、覚えておくと役に立ちますよ。話し合いの中で『骨子』という言葉を聞いたなら、ここが重要な点だという意味です。

『骨子』は、要点や主な内容を簡潔にまとめ、それを基に全体を組み立てます。骨子を作成することで、論理的で一貫性のあるものが生まれやすくなるのです。『骨子』を使った文章の例を紹介します。それでは、見ていきましょう。

提案書の『骨子』

【例文】

提案書の骨子が固まったので、後は各部門の意見を集めて最終案を作成しよう。

『骨子』を軸にして提案書を作成していくことが分かりますね。『骨子』を元に各部門で意見を出すことで、大勢の意見の集まりが期待できます。『骨子』がしっかりしていないと意見がまとまらない可能性が出てしまうので、『骨子』の重要さが分かりますね。

小説の『骨子』

【例文】

この小説の骨子は、家族の絆と成長をテーマにしている。

『骨子』を使うことによって、小説の大切にしている部分が伝わりやすくなっています。小説なので読み手の受け取る印象が第一ですが、『この小説の骨子は』とつけることで作り手側の大切にしていることを説明できますね。

『この小説のテーマは家族の絆と成長である』でも伝わりますが、『この小説の骨子は、家族の絆と成長をテーマにしている』にすると『家族の絆と成長』を軸にした小説であることがより伝わるでしょう。

政策の『骨子』

【例文】

政府の新政策の骨子が発表され、今後の詳細な実施計画が注目されている。

『政府の新政策の骨子が発表』とあれば、新政策の重要な部分だとが分かりますね。さらに『今後の詳細な実施計画』についても『骨子』を支える具体的な計画とイメージしやすいです。

『骨子』をうまく使えると、多くの人に計画を話す時に重要な部分を分かりやすく伝えられます。

『骨子』と『たたき台』の関係

若いスーツ姿の教員・教育実習生・塾講師の画像

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『骨子』はビジネスや政治で使うことが多い言葉です。主に企画書や法案など、多くの人と共有する時に使います。よく似た言葉で『たたき台』という言葉がありますね。企画書や法案などを作成する時のベースとなるものをビジネスでは『たたき台』といいます。

同じ意味で『骨子案』や『素案』ともいいますね。『たたき台』も『骨子』と同様に、物事を進める上では重要なポイントであることを意味しているので、覚えておくとよいでしょう。

『骨子』の類似語

人差し指を立てて案内する画像

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『骨子』には『たたき台』以外にも類似語が多くあります。『骨子』では固い印象になってしまうなど状況によって使い分けるとよいでしょう。

構成

構成とはいくつかの要素を組み立てることをいいます。企画や提案を考える時には物語のように構成を考えますね。おおまかな構成を考えることで骨子と同じような役割を果たしてくれます。

「この企画の骨子は○○です」とストレートに伝えるより、「この企画の構成を工夫することで、読者に伝えたい情報が明確になります」と流れを説明するほうがスムースな場合もあるので話す相手や状況によって使い分けましょう。

枠組み

『枠組み』は物事のおおまかな仕組みのことをいいます。企画や提案を考える時の輪郭のようなものです。『フレームワーク』や『アウトライン』ともいいます。企画や提案などを作る時に企画や提案の芯がブレないように枠を作るようなイメージです。

枠組みを定めることで、チームなど全員が目標に向かって一致団結しやすくなります。例えば「この計画の枠組みを設定することで、具体的な進行方法が明確になります」といわれれば、その『枠組み』を意識して具体案を考えていけばいいですね。

『骨子』を使ってもいいのですが、この場合『枠組み』のほうがイメージしやすい印象です。

骨組み

『骨組み』とは、ビジネスでは物事の全体を支える構造や仕組みのことをいいます。また、建造物や機械などの基本となる構造部分も『骨組み』といいます。建造物の『骨組み』と同じでビジネスの『骨子』も物事の基礎となる部分です。

建造物に壁や床ができていくように、ビジネスでは話し合いや情報を集めて『骨子』を元に企画などを作成していきます。

要点

『要点』は物事の大切なところ、重要な点のことをいいます。企画書や提案では『要点』をはっきりさせることで聞き手側とのズレを少なくできますね。『骨子』だと固く感じてしまう時に『要点』を使うと、文章を崩さずいい換えられます。

「会議の要点は、新しいプロジェクトの進捗状況と次のステップについてでした」のように、新しいプロジェクトの進捗状況と次のステップに重きを置いた会議だったことを伝えられます。

『要点』のほうが聞き慣れている人も多く、漢字から意味も読み取りやすいので、『骨子』とうまく使い分けるとよいでしょう。

『骨子』を作成してみよう

『骨子』について紹介しました。『骨子』は物事の主要な部分。文字通りに骨となる部分でしたね。主にビジネスや政治で使われることが多いのですが、日常生活でも役立つことが多いので、普段でも『骨子』を意識して計画するのがおすすめです。

『骨子』は、要点や主な内容を簡潔にまとめ、それを基に全体を組み立てます。用途によって内容の組み立て方はさまざまですが、要点や主な内容を簡潔にまとめて並べてみると物事がシンプルに見えてくるところがよいところです。

例えば、旅行では自分なりに『骨子』を意識することで、満足のいく計画を立てられます。家族や友人との旅行ではうまく提案できることにつながるでしょう。

ビジネスでも日常でも『骨子』を意識することでよりよいものになることは多くあります。ぜひ、日常に『骨子』を取り入れてみてください。


[文・構成/grape編集部]

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