lifestyle

靴洗剤は代用できる?家にあるものを使った靴の洗い方や注意点を紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

靴洗剤は代用できる?家にあるものを使った靴の洗い方や注意点を紹介

※写真はイメージ

「靴を洗いたいのに、専用の洗剤が手元にない」という経験をしたことはないでしょうか。

そんな時に役立つのが、家にあるもので靴洗剤を代用する方法です。

身近なアイテムでもしっかりと靴の汚れを落とせる可能性があることから、靴洗剤のコストや保管スペースの節約にも役立つでしょう。

本記事では、靴洗剤の代用品として使えるものや素材別の洗い方、使用時に注意すべきポイントを分かりやすく解説。

洗い方を誤ると傷みや変形の原因になることもあるため、代用品の特徴を正しく理解するための参考にしてください。

靴洗剤の代用品4選

本章では、靴洗剤の代用品として使われることがあるアイテムを4つご紹介。

なお、これらは本来の用途ではない使い方のため、使用方法によっては靴を傷めてしまうおそれがあります。

代用品を使用する際は、それぞれの特徴を理解し、自己責任のもとで使用しましょう。

1.洗濯用洗剤

1.洗濯用洗剤

※写真はイメージ

『洗濯用洗剤』は、靴洗剤の代用にできるとされています。洗濯用洗剤を使用する場合は、ブラシを使った手洗いと洗濯機を使う方法が挙げられるでしょう。

まず、ブラシを使って手洗いする場合の手順は、下記の通りです。

  1. 洗う前に、靴の汚れをブラシで落とす。
  2. 水またはぬるま湯に、洗濯用洗剤を適量溶かす。
  3. 靴を洗剤液に入れ、ブラシで優しくこする。
  4. きれいな水でよくすすぎ、水分を拭き取った後、陰干しなどで乾かす。

ブラシで洗う際に力を入れすぎると靴が傷んでしまうこともあるため、優しく洗うことを意識しましょう。

次に、洗濯機で洗う方法は下記の通りです。

  1. 紐や中敷きなどを外す。
  2. 洗濯機に入れる前に、靴底の汚れを軽く洗い落とす。
  3. 洗濯ネットに入れて洗濯する。
  4. 陰干しなどで乾かす。

「家の洗濯機で洗うことに抵抗がある」という人は、靴専用のコインランドリーを利用してもよいでしょう。

なお、すべての靴が洗濯できるわけではないとされているため、素材に応じた判断が必要です。

スニーカーや布製の靴は水洗いが可能なケースが多いですが、本革を主流とする革靴やブーツなどの水洗いは避けたほうがよいとされています。

ただし、革靴やブーツに使用されるレザー素材のなかには、水洗いできるタイプもあるともいわれているため、事前に水洗いが可能かどうか確認しておくと安心でしょう。

2.食器用中性洗剤

2.食器用中性洗剤

※写真はイメージ

『食器用中性洗剤』も、靴洗剤の代用にできるようです。

洗い方は、洗濯用洗剤使用のブラシ洗いと同じであり、洗濯用洗剤の代わりに食器用洗剤を水またはぬるま湯に適量入れて使用しましょう。

なお、靴専用のブラシが手元にない場合は、毛先が柔らかい古い歯ブラシなどで代用できるとされています。

3.重曹

3.重曹

※写真はイメージ

『重曹』は弱アルカリ性で、頑固な汚れを落としたい時に、洗剤と併用して利用されることが多いようです。

物の表面をこすって削る力を持つ『研磨性』と、臭いをおさえる『消臭性』があり、靴の洗浄や脱臭に効果を発揮してくれるでしょう。

重曹は、ブラシを使って手洗いする際に洗剤に混ぜるのがおすすめ。使用量の目安は、水1ℓに対し、大さじ3杯程度です。

ただし、重曹は研磨性が高く強くこすると靴を傷める原因となるので、優しく洗うことが推奨されています。

4.歯磨き粉

4.歯磨き粉

※写真はイメージ

靴洗剤の代用として『歯磨き粉』も使用できるようです。歯磨き粉にも『研磨性』があるため、重曹と同じように靴の汚れを落とすのに効果的とされています。

洗い方は、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけ、汚れが気になる部分を優しくこすって磨くだけです。

ただし、重曹と同様に、靴の表面を傷つけないように注意しましょう。

【素材別】代用洗剤を使う際の靴の洗い方と注意点

靴とひと言でいっても、使用される素材はさまざまです。

素材によって適した洗い方や注意点が異なるため、素材ごとの特徴を理解しておきましょう。

キャンバス素材

キャンバス素材

※写真はイメージ

『キャンバス』素材とは、耐水性の高い丈夫な厚手の布であり『帆布(はんぷ)』と呼ばれることもあるようです。

キャンバス素材はスニーカーに用いられることが多く、前述で紹介した代用品を用いて洗うことができるとされています。

洗い方は、各代用品の項目で紹介した通りです。

ただし、スニーカーだからといってすべてがキャンバス素材でできているわけではありません。水洗いや洗濯機洗いができるかどうかは、『洗濯タグ』で事前に確認しておきましょう。

メッシュ素材

メッシュ素材

※写真はイメージ

『メッシュ』素材とは、網目状になった編み地のことであり『ポリエステル』『ナイロン』といった化学繊維でできているものが一般的です。

スニーカーのようにメッシュ素材を用いた靴も多く、洗剤などの代用品で洗うことが可能とされています。

洗い方はキャンバス生地と同様ですが、ソール部分には汚れが付着しやすいとされているため、丁寧に洗い流しましょう。

ソール部分は『ゴム』や『ウレタン』などの合成樹脂でできていることが多く、紫外線に弱いという性質があるため、環境によっては黄ばみを発生させる原因となるようです。

念のため、購入予定の靴が水洗い可能かどうかを事前に確認しておくと、より安心できるでしょう。

レザー素材

レザー素材

※写真はイメージ

『レザー』素材が用いられている革靴は、水洗いできないと思っている人もいるかもしれませんが、実は水洗いが可能とされています。

水洗いする際は、中性洗剤を薄めて使い、柔らかい布やスポンジで優しく汚れを拭き取るようにしましょう。

洗浄後はしっかりと陰干しし、乾いた後に革用クリームで保湿や保護をおこなうことで、型崩れや縮みなどを防ぐことができるようです。

ただし、革靴に使われる素材はさまざまであり、なかには水洗いに適していないものもあります。不安を感じる場合は、靴の修理店などに相談してみるのもよいでしょう。

スエード素材

スエード素材

※写真はイメージ

『スエード』素材とは、子牛や子ヤギなど柔らかい皮革の裏面を起毛させた皮素材です。

本革のスエードで作られた靴を雨の日に履くなら、「防水スプレーで対策したほうがよい」といわれるほど、水に弱いといわれています。

そのため、スエード素材に限っては専用のシャンプーを使うようにし、汚れがついたら下記の要領で手入れをするとよいでしょう。

  1. 汚れている箇所に濡らした布を軽く押しつける。
  2. 靴またはスポンジに、スエード専用シャンプーを適量つけ優しく洗う。
  3. タオルでシャンプーや汚れを拭き取る。
  4. 陰干しなどで乾燥させる。

なお、スエードには『合成繊維』で作られているものもあり、その場合は水洗いが可能とされています。

食器用中性洗剤でも洗えるようですが、念のため洗う前に『洗濯タグ』を確認しておきましょう。

靴洗剤を代用する際に意識すべき3つのこと

靴洗剤を代用する際に意識すべき3つのこと

※写真はイメージ

靴洗剤を洗濯用や食器用の洗剤、重曹などで代用する場合、靴を傷めるというリスクも考えられます。

そのため、本章で紹介する3つのポイントを事前に確認しておくことが大切です。

1.液体洗剤を使う際は『液性』を確認する

洗濯用、食器用の洗剤で代用する場合は、洗剤の『液性』を確認しておきましょう。洗剤には『中性』『アルカリ性』『酸性』という液性があり、それぞれ『pH値』が異なります。

  • 中性:pH7あたりの、酸性とアルカリ性の中間に位置する。
  • アルカリ性:中性よりもpHが高い。
  • 酸性:中性よりもpHが低い。

洗濯用洗剤は『弱アルカリ性』や『中性』、食器用洗剤は『中性』であることが多いようです。

pH値が高い、または低いほど洗浄力は上がるようですが、強いアルカリ性を持つ洗剤を利用すると、紫外線に反応して黄ばんでしまうこともあるとされています。

そのため、洗剤で代用する際は『弱アルカリ性』や『中性』を用いるとよいでしょう。

2.目立たない部分で試す

靴洗剤の代用品を使う際は、まず目立たない部分で試すことが大切です。

素材によっては色落ちや傷みの原因となることもあるため、靴の内側やかかと付近など、目立ちにくい箇所で確認してみましょう。

問題なく使用できると判断できた場合にのみ、全体の洗浄を進めると安心です。

3.丁寧にすすぎ洗いし乾かす

代用品で靴を洗う際は、洗剤が残らないよう丁寧にすすぎましょう。

洗剤成分が靴に残ると、シミ、変色、臭いの原因となり、劣化を早めてしまうおそれがあります。

すすぎ終えたら、乾いたタオルなどで水気を優しく拭き取り、風通しのよい日陰で自然乾燥させましょう。

直射日光に当てると、素材の劣化や色落ちを招く可能性があるため、避けたほうがよいとされています。

靴洗剤の代用品に関するよくある疑問

靴洗剤の代用品に関するよくある疑問

※写真はイメージ

本章では、靴洗剤の代用品について、よくある疑問を2つまとめました。

靴の臭いが気になる場合はどうしたらよい?

靴の臭いが気になる人は、代用品の項目でも紹介した『重曹』を使うとよいでしょう。

重曹で洗う、重曹を袋に詰めて靴の中に入れる、靴に重曹をかけるといった方法で臭いが軽減できるとされています。

もし重曹が手元にない場合には、『10円玉』を靴の中に複数枚並べてみるのもよいでしょう。

10円玉は『銅』でできており、殺菌効果のある銅イオンが、雑菌の繁殖を抑えてくれるという効果が期待できるようです。

ダイソーなどの100円ショップの洗剤でもよい?

100円均一の店舗には、靴用の洗剤や漂白剤、石鹸などが販売されていることもあります。

「100円できれいに洗浄できるのか」と疑問を持つ人もいるかもしれませんが、なかには「思った以上にきれいになった」という声もあるようです。

ただし、人によって感じ方は違うこと、購入する洗剤によって効果が異なる可能性は考えられます。

気になる人は、実際に購入して、靴の目立たない部分で試してみるとよいでしょう。

靴洗剤の代用品で洗浄できる!素材ごとの洗い方や注意点を理解しよう

靴洗剤は専用のものが手元になくても、家庭にある洗剤や重曹などで代用できるとされています。

素材や汚れに応じた適切な代用品と洗い方を理解しておくことで、急な汚れにも慌てず対応できるでしょう。

ただし、靴の素材によっては傷んだり変色したりする恐れもあるため、使用前に目立たない部分でテストすることが大切です。

テストをし「問題がない」と判断した場合に限り、自己責任のもとで使用しましょう。


[文・構成/grape編集部]

編み物マーカーは何で代用できる?100均で買えるのかや自作の方法も解説

編み物マーカーは何で代用できる?100均で買えるのかや自作の方法も解説編み物をしている人のなかには、編み物マーカーの予備が見つからず、代用できるものがないかを探した経験のある人もいるでしょう。編み物マーカーがなくても、代用品を活用することで作業を続けられるかもしれません。本記事では、編み物マーカーの代用についてご紹介します。

チャコペンの代用になるものと方法7選!使い方や気になる疑問についても紹介

チャコペンの代用になるものと方法7選!使い方や気になる疑問についても紹介本記事ではチャコペンの代用を探している人のために、7つの代用になるものとその使い方をご紹介します。さらに、代用品を使用する場合の注意点、布に書いた後の落とし方も解説。チャコペンがなくて困っている人は、ぜひ参考にしてください。

Share Post LINE はてな コメント

page
top