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国内アーティスト116組が『高額転売反対』を共同表明 転売撲滅なるか!?

By - grape編集部  公開:  更新:

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ミュージシャンのライブや、舞台の観劇などが好きな人の悩みの種である、チケットの高額転売

オークションサイトやチケット譲渡サイトでは、多くのチケットが定価以上の高額な金額で売り買いされています。

「チケットが取れないと思ったら、すぐに高額で転売されてる!」
「転売ヤーが群がるせいで、全然好きなアーティストのチケットが取れない!」

転売ヤー(転売をするバイヤーの略語)とは、営利を目的に転売行為をする人や業者のこと。チケットを取るにあたって、こういった悔しい思いをした人は、少なくないことでしょう。

そんな現状を改善すべく、多くの国内アーティストや音楽イベントが一石を投じました。

国内の人気アーティスト116組が『転売反対』を表明!

2016年8月22日、国内の人気アーティスト116組と24の音楽イベント、4つの音楽団体が『チケット高額転売取引問題の防止』を求める共同声明を発表しました。

賛同アーティストの中にはチケットの倍率が高い、嵐、Hey! Say! JUMP、サザンオールスターズ、Perfumeなども含まれています。

公式フェブサイトには大きく『私たちは音楽の未来を奪う、チケットの高額転売に反対します』と掲げ、転売が横行する現状についてこう述べています。

コンサートのチケットを買い占めて、不当に価格を釣り上げて転売する個人や業者が横行している現状に、私たちは強い危機感を持っています。
これらの組織的・システム的に買い占めるごく少数の人たちのために、チケットが本当に欲しい数多くのファンの手に入らないことに、強い憤りを感じています。
転売サイトで入場できないチケットや、偽装チケットが売られるなどして、犯罪の温床となっていることにも憂慮しています。

チケット転売問題 ーより引用

また、チケットの販売を行うイープラス、コミュニティネットワーク、ぴあ、ローソンHMVエンタテイメントら『コンピュータ・チケッティング協議会』は、情報を共有することで転売対策を行うとのこと。

具体的な対策として、顔認証の導入や不正購入者の情報共有、不要なチケットを再度販売する『リセール』などを検討していると発表しました。

ファンから音楽を楽しむ豊かさを奪う、この『チケット転売問題』について、皆様にもぜひ一度お考えいただきたいと思います。

チケット転売問題 ーより引用

表明の意図について、代表者はこのように呼びかけています。

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「高いけど、行きたいから買っちゃえ!」というファンがいると、転売は減りません。転売ヤーが味を占めてしまい、今後も転売行為を続けるからです。

大好きなアーティストのライブに行きたい気持ちはとてもわかりますが、そのアーティストのために高額転売から購入するのはやめましょう。そして、自分がチケットを譲渡する際は定価で出品しましょう。

こうすることで、大好きなアーティストを支えることができるはずです。

出典
チケット転売問題

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