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ありがとう両さん!神田明神に『こち亀絵巻』を奉納、40年の連載に感謝を込めて

By - grape編集部  公開:  更新:

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こち亀が終わる

9月3日に走った衝撃。『週刊少年ジャンプ』において1976年から40年間、一度も休むことなく週刊連載を続けてきた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が今日幕を閉じました。

作者の秋本治先生は、驚きの発表をする直前、神田明神に絵巻を奉納。取材班は奉納式の様子を伺うために、神田明神に直行していました。

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まさか奉納式の直後に、連載終了の発表があるなんて…。今回の奉納は、こち亀40年間の歴史に感謝する『式典』となりました。その模様をご紹介します。

神田明神に着くと、境内には両さんこと両津勘吉の山車が。作中では神田明神に何度も訪れている両さん…そんな彼の山車があっても違和感がありません。いや、むしろその存在が当たり前のように思えます。

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しばらくたつと、秋本先生が登場。取材陣に囲まれる中、山車にサインを。今後も祭りの時には山車が登場するらしいので、見かけたときは先生のサインをチェックしてみてくださいね。

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江戸の総鎮守として親しまれてきた神田明神は、1616年に現在の場所に遷座して、今年で400周年。連載40周年を迎えたこち亀の絵巻が奉納されるにはもってこいの場所です。

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厳かな雰囲気の中執り行われた奉納式。秋本先生も参列し、自らの手で絵巻を奉納していました。

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秋本先生が手がけた『神田明神奉納こち亀絵巻』は長さ8メートル。戦後の様子から現在に至るまでの様子のみならず、現代の社会情勢、生活様式、地域の風俗・習慣・遊びの文化をうかがい知ることができるよう描かれています。

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秋本先生によると、和紙にマンガを描くことはあまりないため、今まで学んだ技術が使えず苦労したそうです。ガラスペンを使ったり、リキテックスという水性アクリル絵具を使うなど、工夫しながら進めていったそうです。

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しかし、絵巻が神田明神に奉納されることにより、後世に残って、漫画がひとつのジャンルとして認識されることは嬉しい。引き受けてよかった、と語っていました。

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今回の奉納式は、こち亀と両さんにとってはとてもふさわしいエンディングでもあったかのように思えます。

両さんはお祭りが大好きなんですね。なので作家としてと言うよりは、両さんの引き際として、200冊残して、40周年でみんなで祝ってもらってスッと消えるのが大縁談の場かなと思い、決めました。

連載終了をこのように語った秋本先生。記者会見で時おり見せた笑顔は、両さんを思い浮かべさせるものでした。

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秋本先生、40年間ありがとうございました!今後も様々な作品を通して、読者を魅了することを期待しています。

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出典
集英社

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