ケガをした迷い犬を保護した女性 その犬についていくと大きな感動が待っていた
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
「ケガをした迷い犬を見つけたの。」
ある日、スペインで獣医をしているエレンさんのもとに彼女の友人から連絡が来ました。保護されたその犬はメスのグレイハウンドで脚を骨折しており、あばらが見えるほどやせ細っていて明らかに栄養不良の状態だったということです。
エレンさんはすぐに犬のケガの治療をしました。そこで彼女はあることに気がつきます。犬の体から母乳が出ていたのです。
「この犬はきっと出産したばかり。どこかに子犬がいるかもしれない。」
そう直感したエレンさんは骨折した脚を固定した後、最初に犬を保護した場所へ再び連れていきました。そして犬に首輪とリードをつけて、どこに行くか様子を見ることにしたのです。
すると犬はゆっくりとどこかへ向かって歩き始めました。
犬に誘導されて3kmもの道のりを進んだ先にあったものは…
エレンさんたちに「こっちよ。ついてきて。」と言うかのように、犬は町の大通りを抜けて舗装されていない田舎道のほうへ向かいます。
ケガした脚を痛そうにひきずりながら、ひたすら歩くこと3km以上。そしてたどり着いたのは廃屋らしき建物がある空き地でした。
空き地の中に入っていくとそこには1台の車がありました。犬はその車の前で立ち止まります。
そしてエレンさんたちが車内を確認すると…ぜひ映像をごらんください。
なんと車内には生まれたばかりの10の小さな命が!まだ目も見えていない子犬たちはこの安全な場所でお母さんの帰りを待っていたのです。
エレンさんによると、スペインでは生まれた子犬が誰かに連れて行かれることもよくあるらしく、もしかするとこの犬の赤ちゃんももういないかもしれないと思っていたそうです。
しかし子犬たちは人目につかない廃車の中にいたため無事に母犬と再会できました。
保護された母犬はベラと名づけられました。現在はエレンさんの動物病院で骨折した脚の治療を受けており、もちろん子犬たちも一緒だということです。
安心したのかベラの表情が最初よりずっとおだやかに見えますね。
出産直後の母犬がケガをした脚をひきずりながら3kmも離れた町までやってきたのは、自分の健康状態からこのままでは子犬たちを守れないと思い、助けを求めていたからかもしれません。
そして自分の治療をしてくれたエレンさんを信頼して、「この人なら助けてくれるはず。」と、子犬たちのところへ誘導していったのではないでしょうか。
母犬と人間の信頼関係によって救われた尊い10個の命。子犬たちが無事に保護されて本当によかった!
ベラと子犬たちはこれから里親を探すことになるそうです。全員が優しい里親に引き取られて元気で幸せに暮らしていけますように。
[文/grape編集部]