職員の手を離したがらない保護犬の姿に涙する人が続出 すると数週間後…
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仲間と遊び回るコーギー 飼い主がとらえた1枚が…「必殺技を出しそう」飼い主(@corgi_tumugi)さんと暮らすコーギーの、つむぎちゃんが、必殺技を繰り出す直前のような構えを披露。アニメさながらの愛らしい姿に、Xで5万件超の『いいね』がつく反響が寄せられました。

飼い主「こういう時だけ協力するの、やめてもらっていいですか」 光景に「見事な連携で笑った」「頭よすぎ」複数の愛犬と愛猫と暮らしている、飼い主(@fukumaru_buna)さん。ある日、深夜1時という遅い時間に、寝室とは別の部屋から音がしたといいます。
2020年4月、アメリカ・アラバマ州の動物保護シェルターで働くデジレー・ミラクル・ワイルダーさんは、Facebookに1匹の保護犬の動画を投稿しました。
映っているのはデジレーさんの手を必死でつかもうとするオス犬、『スペック』。
掃除を終えてその場を離れようとした彼女にスペックは「行かないで。僕の手を握って」というようにすがりついているのです。
スペックは2018年10月からずっと、このシェルターで家族との出会いを待ち続けていたのだそう。
そして2020年4月についに里親が決まりかけたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で話はなくなってしまったのです。
心を痛めたデジレーさんが投稿したスペックの動画は、多くの人たちの涙を誘いました。
この投稿がきっかけとなり、スペックに注目が集まります。
その後、別の非営利の動物保護施設も協力してスペックの里親募集を大々的に行った結果、まもなく彼に里親が決まったのです。
それからスペックはアラバマ州からニューヨーク州まで移動し、新しい家族となったダニエルさんや先住犬と初対面。
いまではスペックが手を握って欲しい時にはいつでも、ダニエルさんが彼の手をしっかり握ってくれています。
ついにスペックに家族ができたことが施設のFacebookなどに投稿されると、「本当によかった」という祝福のコメントがたくさん寄せられました。
なぜこんなに人懐っこくて愛らしい犬に長い間里親が決まらなかったのかが不思議ですが、海外メディア『The Dodo』によると彼の顔に傷跡があるのだそう。恐らくそれが理由なのではないかということです。
1年半も待ち続けてやっと自分の家族ができたスペック。これからはダニエルさんからたっぷりの愛情をもらって幸せに暮らしていけることでしょう。
[文・構成/grape編集部]