『16時間労働』の漫画家夫婦に子どもができたら? 泣き笑いの日々
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多くの親が抱えていた悩み「2人目を可愛いと思えるか?」 実際に産んでみると…子どもに全力で愛情を注ぐ親は珍しくありません。「目の中に入れても痛くない」「我が子が世界一可愛い」といい切れる親は、多くいます。 しかし、2人目の子どもを妊娠すると、ふと「次の子どもも同じように可愛がることができるのか」...

苦しむ妻に夫が無理解な『ひと言』! すると、会社のお局様が「甘えてんのは」コミックエッセイ『腐女子な私が、母親に!?』を描いている漫画家のなきりエーコ(@nakiri_aik)さん。妊娠中のある出来事を漫画化し、たくさんの共感を得ています。
- 出典
- @sakakikenzi
産むと決意した榊さんでしたが、そのためには産休を取得する必要がありました。
漫画家にとって、産休育休は『休載』を意味します。
しかし、出産を理由に休載することは可能なのか…と、緊張しながら担当編集者に相談したところ、心強い言葉が返ってきました。
「僕が説得します。がんばりましょう!」
働く母親の中には、産休後の復職に不安を抱える人がたくさんいると聞きます。
また、復帰をあきらめる覚悟で産む人も多く、榊さん自身「産休が取れなければ、漫画をやめる」つもりでした。
だからこそ、榊さんの担当編集者さんがいってくれたこの言葉が、どれだけ素晴らしいものか…。
職場の人たちからの支えがどれだけ大切なのかが分かります。
つらすぎる妊娠の洗礼『つわり』
無事に産休をとれることが決まったものの、本当に大変なのはこれからでした。
仕事にならないほどの、つらいつわりが榊さんを襲い、少しずつストレスがたまっていきました。
「具合が悪いのは、赤子が休めっていっているんだよ。だから、そうしなって」
夫のひと言がきっかけとなり、連載を1週だけ休ませてもらえることになったものの「妊娠生活は思うようにならないことの連続」と、榊さんは当時を振り返ります。
「自分が一番大変だと思い込んでいた」