「カン違いして使ってた!」 『憮然とする』の正答率17%に、あなたは入る?
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- 出典
- 文化庁ホームページ
「彼は私の言葉を聞いて、憮然として立ち去った」
この文章に出てくる『彼』は、どんな表情をしているのでしょう。
ほとんどの人が『ムスッとした顔』など、怒っている様子を思い浮かべるかもしれませんね。
※写真はイメージ
『憮然』の意味をカン違いしている人が多いのです!
正答率20パーセント以下!?
例年文化庁が16歳以上の男女を対象に行っている『国語に関する世論調査』。「日本人の国語に関する意識や理解の現状を知ること」が目的の調査です。
平成19年度の調査対象となったものから、正答率の低かった2つの言葉をご紹介します。
憮然
出典:「平成19年度 国語に関する世論調査」(文化庁)をもとに作成
憮然:失望してぼんやりとしている様子
※写真はイメージ
えーーーっ!カン違いしていた…!!
文化庁の調査によると「腹を立てている様子」だと思いこんでいる人が平均して70.8%もいます。
げきを飛ばす
出典:「平成19年度 国語に関する世論調査」(文化庁)をもとに作成
げきを飛ばす:自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること
※写真はイメージ
『げきを飛ばす』は、相手を応援する際に使う言葉ではなかったのですね。
「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」だと思っている人が平均して72.9%と、こちらも衝撃の結果でした。
『日本語』は時と場合に応じて変化する生き物のようなものでしょうか。
こんなにも間違って覚えている人が多いとなると、何百年後の未来には、言葉の意味がすり替わっているかもしれません…ね!
[文・構成/grape編集部]