「心の穴、埋めていいんだ」 真矢ミキ、高卒認定5科目『合格』に涙あふれる By - grape編集部 公開:2017-09-20 更新:2018-09-01 真矢ミキ Share Post LINE はてな コメント 元宝塚歌劇団のトップスターであり、現在は女優として活躍する真矢ミキさん。 真矢さんは、2017年8月に行われた『高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)』を5科目受験し、すべて合格したことを、2017年9月18日放送の『ビビット』(TBS系)で報告しました。 ドラマや舞台で多忙な毎日を送りつつ、塾に通っていたという真矢さん。平日5時間の勉強をこなしていた時期もあり、心身共にかかる負担は大きかったことでしょう。時にはマイナス思考に陥ることもあったそうです。 「頭もだけど、気持ちもすり減っちゃってて…自信喪失しちゃってて。受験生が苦しいのがよく分かった」 ビビット ーより引用 忙しいにも関わらず、53歳のいま受験を決意したのは、どうしてなのでしょうか。それには、ある理由がありました。 「心に穴が開いていた」 中学卒業と同時に『宝塚音楽学校』へ入った真矢さん。 現在は、高校卒業と同様の資格を得られるカリキュラムがありますが、真矢さんの在籍当時はその制度がなく、高校卒業の資格を得ることができませんでした。 宝塚のトップスターにのぼりつめ、女優としてのキャリアを積んできた真矢さんが、いまになって受験を決意した理由を語ります。 「別にコンプレックスには思っていなかったけれども、大きく自分の中で穴が開いていて。人生の穴をずっと背負ったまま、私は歩いて行くんだなって」 ビビット ーより引用 真矢さんの話す穴とは『高校、大学に行けなかったという穴』なのだそう。 宝塚に費やした時間に納得はしているものの、いつも「自分は未完成だ」という考えが胸の中にすみついていたそうです。 「埋められるものなら、いまから埋めてもいいんだ」 ビビット ーより引用 自分を変える一歩として、受験を決意した真矢さん。高卒認定の資格を得るには、最低8科目の合格が必要です。 今回、真矢さんは国語、世界史、日本史、現代社会、英語の5科目を受験しました。 『ビビット』では、真矢さんが結果の通知を確認する姿に密着。真矢さんは「怖い」「怖い」と連呼しつつ、真剣な眼差しで合否を確認していきます。 結果はすべて合格。真矢さんはあふれる涙を抑えることができませんでした。 「先生、ありがとう」とつぶやき顔を覆うその姿には、安堵と共に、いままで二人三脚で勉強を教えてくれた先生たちへの深い感謝がにじんでいました。 真矢さんが高卒認定の資格を得るために必要な科目数は、残り3科目。 「頑張ってみたいと思います。残された3科目を、頑張る」 ビビット ーより引用 顔をほころばせ、目標に向かってさらに努力することを決意しました。 人生の『心残り』と向かい合うことは苦しく、勇気がいるもの。ですが、一歩を踏み出すことで、新しく見えてくる景色は格別なのでしょう。 自身の状況を「まだまだ入口に立ったばかり」だと語る真矢さん。彼女の挑戦は、多くの人に勇気と感動を与えました。 [文・構成/grape編集部] 出典 ビビット Share Post LINE はてな コメント
元宝塚歌劇団のトップスターであり、現在は女優として活躍する真矢ミキさん。
真矢さんは、2017年8月に行われた『高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)』を5科目受験し、すべて合格したことを、2017年9月18日放送の『ビビット』(TBS系)で報告しました。
ドラマや舞台で多忙な毎日を送りつつ、塾に通っていたという真矢さん。平日5時間の勉強をこなしていた時期もあり、心身共にかかる負担は大きかったことでしょう。時にはマイナス思考に陥ることもあったそうです。
忙しいにも関わらず、53歳のいま受験を決意したのは、どうしてなのでしょうか。それには、ある理由がありました。
「心に穴が開いていた」
中学卒業と同時に『宝塚音楽学校』へ入った真矢さん。
現在は、高校卒業と同様の資格を得られるカリキュラムがありますが、真矢さんの在籍当時はその制度がなく、高校卒業の資格を得ることができませんでした。
宝塚のトップスターにのぼりつめ、女優としてのキャリアを積んできた真矢さんが、いまになって受験を決意した理由を語ります。
真矢さんの話す穴とは『高校、大学に行けなかったという穴』なのだそう。
宝塚に費やした時間に納得はしているものの、いつも「自分は未完成だ」という考えが胸の中にすみついていたそうです。
自分を変える一歩として、受験を決意した真矢さん。高卒認定の資格を得るには、最低8科目の合格が必要です。
今回、真矢さんは国語、世界史、日本史、現代社会、英語の5科目を受験しました。
『ビビット』では、真矢さんが結果の通知を確認する姿に密着。真矢さんは「怖い」「怖い」と連呼しつつ、真剣な眼差しで合否を確認していきます。
結果はすべて合格。真矢さんはあふれる涙を抑えることができませんでした。
「先生、ありがとう」とつぶやき顔を覆うその姿には、安堵と共に、いままで二人三脚で勉強を教えてくれた先生たちへの深い感謝がにじんでいました。
真矢さんが高卒認定の資格を得るために必要な科目数は、残り3科目。
顔をほころばせ、目標に向かってさらに努力することを決意しました。
人生の『心残り』と向かい合うことは苦しく、勇気がいるもの。ですが、一歩を踏み出すことで、新しく見えてくる景色は格別なのでしょう。
自身の状況を「まだまだ入口に立ったばかり」だと語る真矢さん。彼女の挑戦は、多くの人に勇気と感動を与えました。
[文・構成/grape編集部]