真矢ミキの男装が21年ぶりに見られる! ショートカットも話題
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元宝塚トップ男役にして、現在は女優として活躍している真矢ミキ(まやみき)さん。
ひらがなで『みき』から、カタカナの『ミキ』へ改名し、女優だけでなく司会者や著作者としての顔も持ち、男女問わず多くの人から支持されています。
そんな真矢ミキさんの経歴や発言、髪型やこれからの活動といったさまざまな情報をご紹介します!
真矢ミキの昔といま 宝塚から女優へ
1981年に宝塚歌劇団に入団した真矢ミキさん。同期には黒木瞳さんや涼風真世さんといったメンバーがそろい、後輩には天海祐希さんがいます。
男役としてトップスターになったのは1995年。宝塚の革命児と呼ばれ、同年には写真家・篠山紀信さんの撮影で写真集『Guy』を出版しています。
人気絶頂を極め、1998年、なんと日本武道館でソロコンサートを開催。同年に惜しまれつつ退団しています。
真矢みき 武道館リサイタル 1998年
男役から女優へ、『踊る大捜査線』で人気に
21歳という年齢で、女優に転身。ドラマ『傷だらけの女』(フジテレビ系)にゲスト出演しました。
女優として一皮むけたといわれるのは、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』において、管理官・沖田仁美役に抜擢されてからでした。
同作では管理官として主人公たちに対立する立場を演じ、厳しいながらも凛とした美しさで評判となっています。
バラエティ番組や情報番組『ビビット』(TBSテレビ系)のMCも務めており、女優だけでなく幅広い分野で活躍できる人材として、芸能界では欠かせない存在です。
2008年にはバレエダンサーの西島数博さんと結婚。公私ともに順調で、ドラマ『黒蜥蜴』で共演を果たしました。
『さくらの親子丼』
真矢ミキさんが主演を務めたドラマは『さくらの親子丼』(フジテレビ系)です。古書店の主人である九十九さくら役にキャスティングされました。
『行き場をなくした人』に主人公・さくらが親子丼を振るまうことから物語が進んでいく形式のドラマで、人気が高く続編も制作されました。
続編では、主人公のさくらは虐待を受けた子供たちを保護する施設で、食事スタッフとして雇われることになります。さくらが作る温かい食事で癒されていく人々を描いて評判となりました。
真矢ミキのCMといえば「諦めないで!」
2013年の『第7回アンチエイジング大賞』において、真矢ミキさんが女性部門で表彰されました。
授賞式で「諦めないで!」と発言して欲しいと頼まれた真矢ミキさん。「諦めないで!」は、化粧品のキャッチコピーで、真矢ミキさんが励ますCMによって流行語となったことがあります。
残念ながら同化粧品によって、アレルギーが起きる問題が起こりました。真矢ミキさんは授賞式で『諦めないで!』というフレーズに対して、「(問題が起きてしまって)心を痛めている」と返答、発言は取りやめたといいます。
『第7回アンチエイジング大賞2013』の授賞式に出席した女優の真矢みき 2013年
『ビビット』での発言に注目
真矢ミキさんがMCを務める『ビビッド』。日々のニュースを分かりやすく報道する番組で、真矢ミキさんのコメントも見どころです。
2017年には、『高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)』にチャレンジ。宝塚音楽学校には、真矢ミキさんが進学した当時に高校卒業資格が取れるシステムがありませんでした。
ずっと『大学や高校に行ってみたかった』と思っていた真矢ミキさんは、『高卒認定試験』の5科目に挑戦。残り3科目で学歴として高校卒業資格を取れるまでとなり、長年の夢をかなえていました。
「心の穴、埋めていいんだ」 真矢ミキ、高卒認定5科目『合格』に涙あふれる
2018年4月では、議論となっていた『相撲の土俵は女性の立ち入りを禁止している』問題について鋭い自説を披露しています。
ことの起こりは舞鶴市で行われた相撲の春巡業です。土俵で挨拶をした舞鶴市長が病気で倒れ、救命のために女性が土俵に上がりました。ところが「女性は土俵から下りてください」とアナウンスが流れたことが問題に。
真矢ミキさんは『男子禁制』の宝塚出身。コメントを求められて、「神事とは違いますが」と前置きし、自分の意見を主張しました。
真矢ミキさんの意見にネット上でも賛否は別れましたが、「(相撲は)しきたりだし…」「命を優先すべき」といった声がありました。
「男子禁制でも入ってる」 女性が土俵に上がった問題に対して真矢ミキがコメント
『ビビット』の共演者でアイドルグループ『NEWS』のメンバー、加藤シゲアキさんが飲酒をした席に未成年者がいた問題が発生した時も、真矢ミキさんは毅然とした態度で対応しています。
番組では、「こういう番組の始まりかたは恥ずかしいこと」と、視聴者に断ってから真矢ミキさんは「本当に信頼っていうものをどこに置いていいのか」とコメント。
同じジャニーズのグループ『TOKIO』の元メンバー、山口達也さんが起こした不祥事にも触れたあと「こういう情報番組を任していただいているんですから、本当に脇をもっと締めて、深く受け止めていただきたいと思います」としっかり締めくくっていました。
真矢ミキ「TOKIO山口さんのことが払拭できてないのに…」 加藤シゲアキ『未成年飲酒問題』に怒り
真矢ミキの髪型に「マネしたい!」
50代とは思えない美しさの真矢ミキさん。髪型やファッションにあこがれる人も多いようです。
真矢ミキさんは、16歳ごろから37歳くらいまでショートカットだったそう。2017年には、「ショートにしたいな」とブログにつづっていたこともあります。
2019年、真矢ミキさんはバッサリとショートカットに。映画やドラマのためといいますが、さっぱりとした姿に「次は真矢ミキさんみたいなヘアスタイルにしたい」という声が上がっていました。
真矢ミキ オフィシャルブログ「Have fun!」
真矢ミキ 母親に「認知症という言葉は使いたくない」
2018年8月20日に真矢ミキさんが自身の母親の病状についてブログを更新。内容が「泣ける」「考えさせられる」と多くの人が思いを寄せていました。
夫を失って約14年の後、娘である真矢ミキさんを忘れてしまった母親。理由について真矢ミキさんは「(伴侶を失った)悲しみを忘れたかったからかもしれない」と母親の気持ちに寄り添っていました。
真矢ミキ「あえて認知症とはいわない」 その理由に涙が止まらない
真矢ミキさんは、同年10月に母親を失いました。11月8日に更新されたブログでは、「もっと生きていて欲しかった」と心情をつづった後、「普通が一番」という母親の言葉が「なんとなく分かったような気がする」と締めくくっていました。
真矢ミキ「普通が1番」 ブログにつづった言葉の意味を知り、涙
真矢ミキの現在・これから
真矢ミキさんは、2019年4月に始まったドラマ『スパイラル~町工場の奇跡~』(BSテレ東)においてナオミ・トミナガ役を務めることに。
やり手の外資系ファンドの社長で、役のために髪を切ったというほど真矢ミキさんは意欲をもって取り組んでいるそう。
映画『Diner ダイナー』で21年ぶりの男装
7月公開の映画『Diner ダイナー』で、真矢ミキさんは無礼図役に選ばれました。同作は平山夢明さんの小説で、真矢ミキさんが演じる無礼図は美しき男装の殺し屋。
宝塚で男役を務めて以来、21年ぶりに男装を披露することになった真矢ミキさん。殺し屋というバイオレンスな役で、真矢ミキさんの演技が光ります。
宝塚から女優に転身、司会者も務める真矢ミキさん。努力の人で、きちんと積み上げてきたキャリアで高く羽ばたいています。これからの真矢ミキさんの活躍から、目が離せませんね。
真矢ミキ プロフィール
生年月日:1964年1月31日
出身地:大阪府
血液型:O型
身長:166㎝
所属事務所:オスカープロモーション
真矢ミキ 主な出演映画
・『いつかA列車に乗って』アンナ 役
・『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』沖田 役
・『娘道成寺 蛇炎の恋』森沢今日子 役
・『容疑者 室井慎次』沖田 役
・『Life 天国で君に逢えたら』藤堂玲子 役
・『舞妓Haaaan!!!』こまつ 役
・『容疑者Xの献身』城ノ内桜子 役
・『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』新子 役
・『Diner ダイナー』無礼図 役
真矢ミキ 主な出演ドラマ
・『幽かな彼女』霧澤和泉 役
・『名もなき毒』古屋暁子 役
・『ゼロの真実~監察医 松本真央~』印田恭子 役
・『全力離婚相談』竹内美晴 役
・『下町ロケット』和泉沙耶 役
・『黒革の手帖』岩村叡子 役
・『さくらの親子丼』九十九さくら 役
・『下町ロケット2』和泉沙耶 役
・『さくらの親子丼2』九十九さくら 役
・『スパイラル~町工場の奇跡』ナオミ・トミナガ 役
[文・構成/grape編集部]