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真矢ミキ「あえて認知症とはいわない」 その理由に涙が止まらない

By - grape編集部  公開:  更新:

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元宝塚歌劇団のトップスターで、現在は女優として活躍する真矢ミキさん。

2018年8月20日に『何処かの貴方へ』というタイトルで更新されたブログが、多くの人の涙を誘っています。

真矢ミキ「母の気持ちも分かる気がする」

真矢さんは、この日のブログで、母親が認知症であることに触れています。

「今日、母が私を忘れていた」という衝撃的な書き出しで始まるブログには、行き場のない思いが赤裸々につづられていました。

今日、母が私を忘れていた。

今年で米寿を迎える母

母の夫、
私にとっての父が他界してから約14年が経つ

あの父が亡くなった夜から、
母は少しづつ悲しみを忘れたいのか、
現実逃避していった気がする

私は敢えて認知症なんて言葉は使いたくない

悲しみを忘れたかった母の気持ちがわかる気がするから

だけど
今夜は一人
ただ、どこまでも歩きたかった

泣きたいと言う衝動的な娘としての感情と

それで良いんだ

といいきかせる、大人になっている自分がいることに気づいた夜だった

母の人生

母の思うままに
あたたかい日々であってくれたらいいな

何処かで、そんな思いをしている方がいたら、
そんな事
伝えたいなと思った。

今日も一日、お疲れ様でした。

明日も笑顔で、
お互いに朝を迎えたいですね

MAYA MIKI OFFICIAL BLOG『HAVE FUN』 ーより引用

1番近くで母親を見てきたからこその「あえて認知症という言葉は使いたくない」という気丈な言葉。

しかし、娘である自分の存在まで忘れられてしまったという事実を受け入れるまでには、言葉でいい尽くせない苦しみがあったはずです。

真矢さんが明かした思いに、多くの人が考えさせられました。

・自分の親も認知症が進んできています。いつか真矢さんと同じ日を迎えると思います。頭では覚悟していますが、気持ちの整理のつけかたを考えていかなくてはいけないですね。

・「お母さん」と呼ばれるだけでお母さまも幸せだと思います。

・自分もいま、同じ経験をしています。頭では理解していても、感情ではなかなか…。

身内が認知症になった時の苦しみは、当事者にしか分かりません。また、認知症である身内とどう接していいのか、悩んでいる人も多いことでしょう。

そんな『何処かの貴方へ』向けられた真矢さんのブログ。真矢さんの思いに、心が軽くなった人がいるはずです。


[文・構成/grape編集部]

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出典
MAYA MIKI OFFICIAL BLOG『HAVE FUN』

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