猫の殺処分ゼロを目指した旅館 『猫庭』の2階が完成して200匹の命を救う
公開: 更新:


ベビーカーが乗ってきたバス おじいさんの一言に車内の空気が一変したワケオルタナ旧市街(@zen_mond_u)さんは、バスで体験した心温まるエピソードをSNSに投稿。13万件以上もの『いいね』を集めました!

和菓子職人「息抜きに作ってみました」 完成したものに「食べるのが勿体ない」三宅正晃(@beniyamiyake)さんは、息抜きの重要性を知っている1人。2025年5月20日、「息抜きに作ってみました」とXで報告するとともに、自作の和菓子の写真を投稿しました。公開された1枚には、「息抜きとは思えない…」「食べるのがもったいない!」といった声が上がっていて…。
保健所に保護されても、引き取り手がないまま殺処分されてしまう野良猫たち。
そんな野良猫たちを少しでも減らし、殺処分ゼロを目指す旅館が、山口県にある『てしま旅館』です。
猫庭の2階が完成
てしま旅館は、2016年6月にオーナーの手島さんがクラウドファンディングで資金を集め、旅館の庭に野良猫たちを保護する『猫庭』を作りました。
猫庭で暮らす猫たちは、保護されていなければ、いずれ殺処分されていたかもしれない命。猫庭が開設されてから、半年で34名への里親へと猫が譲渡され、25匹の猫が保護されてきました。
1年で約100匹を保護することができる計算でしたが、猫庭を大きくして倍の200匹の命を救いたいと、『猫庭』の増築を再度クラウドファンディングで呼びかけます。
クラウドファンディングは無事成功し、2017年11月28日に2階建ての『猫庭』が完成しました。
提供:てしま旅館
12フィート(約3.6m)のJRコンテナが2つ乗った2階建ての猫庭には、1階と2階を貫通させた柱があり、猫が上り下りすることができます。
提供:てしま旅館
2階のコンテナ後部は格子になっており、開け放ってあります。自然の風や雨などを感じさせるためで、冬季は締め切るなど、極力猫がストレスを受けないように心がけているそうです。
てしま旅館は、2階が客間になっているので、部屋から猫たちがどうやって過ごしているのかを眺めることもできます。
提供:てしま旅館
2017年11月現在、猫の譲渡数も100匹を超え、新たな野良猫たちも入居しています。
猫たちの大切な命を守るために、こうした保護活動が広がり、多くの人に意識されるようになるといいですね。
提供:てしま旅館
また、猫庭の様子はライブで閲覧可能です。こちらは閲覧時間が多いほど収益が上がり、その収益を猫庭の運用に回すことができます。
昼間はあまり動きがないそうですが、23時台の食事タイムは賑やかな姿を見ることができるようですよ。
[文・構成/grape編集部]