体温が下がると眠くなるはずなのに、お風呂に入ると眠くなる理由
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リラックスには半身浴
お風呂に入ってしばらくすると、トロトロと眠気がやってきた。そんな経験はありませんか? 実は眠りとお風呂にはちょっとした関係があります。ポイントはリラックスとストレスの減少。
私たちの体は体温が下がり始めると眠くなります。この眠りスイッチを上手に使うのも寝入りをスムーズにするコツ。
今回はリラックスとストレスの話を交えながら、「就寝前のおすすめの入浴法」についてお話します。
リラックス入浴法のポイントとは?
ストレスを感じているときは心身とも緊張状態にあります。そのため、疲れているのになかなか寝付けない…とお悩みの方も多いようです。
夜はゆっくりお風呂に入って緊張の糸をほぐしてあげましょう。就寝前にぴったりのリラックス入浴法、ポイントは次の3点です。
【ポイント1】
スタイルは半身浴:リラックスの度合いが高く、体への負担も少ない「半身浴」を。
【ポイント2】
お湯はぬるめに:お湯は“休息”の副交感神経を働かせる「ぬるめ」に設定。熱いお湯は“活動”の交感神経を刺激してしまうので避けましょう。
【ポイント3】
20分が目安:半身浴で体を芯から温めるには、「20分の入浴」を目安に。
半身浴vs全身浴との比較
上のグラフは、「湯温41度の全身浴」と「湯温39度の半身浴」のストレス減少度を比較したものです。
ぬるめのお湯につかるとストレスが減りやすいようです。
「41度全身浴を→5分」と「39度半身浴を→20分」の血流量の比較をすると、半身浴で20分ゆっくりつかると血流が増加することがわかります。
更に、浴室の室温による違いにも着目すると、浴室が暖かければ、更に効果的であることがわかります。
おわりに
入浴のタイミングは就寝の1時間前に
私たちの体は体温が下がり始めると眠くなります。そのため、お風呂に入ると一時的に体温が上がるので、湯上がりの熱が冷めてきたころに自然と眠りの波がやってくるのです。
寝付きが悪い方は就寝の1時間前までに入浴を済ませ、自然な眠りの波に身を任せましょう。
監修:東京ガス都市生活研究所
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