全身が青く染まったハスキー 獣医師たちも驚いた『青い子犬』の正体は
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ガラパゴス諸島にある動物病院『ダーウィン・アニマル・ドクターズ』。ある日、ボランティアの女性が困惑した表情で病院内に入ってきます。
「表に青い子犬が来ているんですが…」
それを聞いた獣医師たちは彼女が何をいっているのか意味が分からなかったのだそう。
青い子犬って何だ? 舌が青い子犬? 青い目の子犬? まさか我々が見たことがない新種の犬か??
その謎は子犬を見るとすぐに解けました。
なんとその子犬は全身の毛が青く染まっていたのです。
『青い子犬』誕生の原因は
飼い主によるとこの生後5か月のメスのハスキー、テイラーは数日前に青い塗料にまみれて遊んでいて、全身が青く染まってしまったのだとか。
さらに塗料を舐めてしまったため、それ以来、便の色も青くなっていたということです。
ただ病院を訪れたのは青く染まったからではなく、テイラーがごはんを食べなくなり、元気がなくなってきたことを心配して連れてきたのだそう。
それを聞いた獣医師は、「何度かテイラーの体をぬるま湯で洗ってあげてください」と指示。そして胃腸を保護する薬を処方しました。
それから数日後、再びテイラーが病院を訪れます。
獣医師にいわれたとおり、飼い主がテイラーを何度も洗ってあげたら青い塗料は落ちて、彼女は本来の美しい毛の色に戻っていました。
すっかり元気を取り戻したテイラーを見て、獣医師たちもほっとした様子。
海外メディア『The Dodo』によると、テイラーは塗料にまみれた後ずっと、口から塗料を吐いていたのだそう。
それを知った獣医師たちは彼女の体調をとても心配していたといいます。
日々さまざまな動物たちを診察している獣医師たちも、『青い子犬』を見たのは初めてだったといいます。
飼い主が気付いた時、テイラーはすでに塗料まみれになっていたのだとか。彼女は私たちが想像する以上にたくさんの塗料を舐めてしまったのかもしれません。
動物は目の前のものが自分にとって有害なのか無害なのか判断することができません。愛するペットの健康のために、飼い主が常に気を付けておかなくてはいけませんね。
[文・構成/grape編集部]