「放っておけない」 フルマラソンの途中で子犬を見つけたランナーは…
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タイに住むKhemjira Klongsanunさんは走ることが大好き。2019年1月、彼女は地元のフルマラソンの大会に参加しました。
走り始めてから約11㎞の地点で、Khemjiraさんはマラソンコースの道路脇に1匹の子犬がいるのを見つけます。
ウェブメディア『The Dodo』によると、子犬のそばには飼い主らしき人も、母犬もいなかったのだそう。
ほかのランナーたちが気にせず通り過ぎていく中で、彼女はどうしてもその子犬のことが放っておけなかったのだとか。
そこで彼女は立ち止まり、子犬を抱き上げて、再び走り出します。
その後、Khemjiraさんは誰か周りの人に子犬を預けるのかと思いきや、なんと子犬を抱いたまま残りの約31㎞を見事完走したのです。
マラソン終了後、Khemjiraさんは子犬を拾った場所へ戻り、子犬の家族がいないかどうか探しましたが、母犬も、兄弟姉妹犬も見つからなかったのだそう。
しかし彼女はそこで子犬を動物保護施設に連れて行くことはしませんでした。
子犬を自分の家族として迎えることに決めたのです。
子犬は先住犬たちともすっかり仲よくなり、幸せに暮らしているということです。
海外メディア『UPI』によると、マラソン中にKhemjiraさんが子犬を拾った場所は、周りに住宅も何もないところだったのだそう。そのため彼女は「ここに子犬を放っておいたら危険な目に遭うかもしれない」と思ったといいます。
42.195㎞のフルマラソンを子犬を抱えていては、普通に走る状態の何倍もきついはず。
それでも子犬を助けることを選び、さらに子犬を育てることにした心優しいKhemjiraさんに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]