自閉症の7歳息子を1人で飛行機に乗せた母 隣の席の男性が送ってきたメール

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Alexa Bjornson

幼い子どもが初めて1人で公共交通機関で移動することになった時、親ならきっと心配することでしょう。

アメリカに住むアレクサさんは、まさにそんな気持ちになっていました。7歳の息子、ランドンくんがたった1人で飛行機に乗って父親に会いに行くことになったのです。

ランドンくんにとってこれが初めての単独での飛行機移動。そして彼は自閉症をもっています。

母親が用意した、隣の席の人への手紙

初めてのひとり旅を前に、アレクサさんはどうすれば息子を守れるかを考えました。知らない大人に囲まれた機内で、ランドンくんが不安になることは十分に予想できます。そこでアレクサさんはランドンくんに「これを隣に座った人に渡すのよ」といい、10ドル紙幣を入れた手紙を持たせます。

手紙にはこう書かれていました。

この子は高機能自閉症をもっています。そのため神経質になって、あなたに何度も「ねえ、まだ着かないの?」と聞いてくるかもしれません。

その時はどうかこの子を安心させ、落ち着かせてやってください。

見知らぬ人への率直なお願いと、感謝の気持ちを込めた10ドル。息子を送り出す母親の思いが、小さな封筒に詰まっていました。

自閉症の少年の隣に座った男性は

こうしてランドンくんはネバダ州ラスベガスからオレゴン州ポートランドに向けて出発します。すると彼の乗った飛行機が目的地に到着してから20分後、アレクサさんの携帯電話にメールが届いたのです。

差出人は飛行機でランドンくんの隣に座ったベンさんという男性でした。

アレクサさん

ランドンくんが乗ったポートランド行きの飛行機で隣の席に座ったベンといいます。

彼は何度か「まだ着かないの?」と聞いてきましたが、素晴らしい旅の友でした。

僕らはじゃんけんをしたりして、楽しく過ごしました。彼は素晴らしい子どもで、あなたは幸運な母親だ。

10ドルには感謝しますが、必要ありません。ランドンくんに敬意を表すつもりでアメリカ自閉症協会に寄付しました。よい1日を!

ベンさんはランドンくんの問いかけに丁寧に答えながら、じゃんけんで一緒に遊んで時間を過ごしたといいます。フライト中ずっと、隣に座った少年のことを気にかけていたのです。

メールにはベンさんと、隣で微笑むランドンくんのツーショット写真が添えられていました。

感謝の投稿が15万回以上シェアされる

ベンさんの優しさに感激したアレクサさんはこのメールをFacebookに投稿し、彼に対する感謝の気持ちをつづりました。すると多くの人が感動し、15万回以上シェアされています。

投稿には「こんな人が世の中にいると知って救われた」「自分の子どもにもこんな出会いがあってほしい」といった声も多数寄せられました。ランドンくんの笑顔の写真とともに、ベンさんの行動は世界中の人に届いたのです。

ランドンくんを1人で飛行機に乗せるのは、アレクサさんにとって非常に心配だったはずです。ベンさんのような親切な人が息子のそばにいてくれたことで、どれほど安心できたことでしょう。

こんな心温まるエピソードがあふれる世界になるといいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
Alexa Bjornson

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