加藤登紀子がジブリの『紅の豚』で36回やり直したシーンとは!?
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歌手として活躍している加藤登紀子(かとうときこ)さん。『おトキさん』の愛称で親しまれ、高い歌唱力と朗らかな人柄で男女問わず多くの人から支持されています。
そんな加藤登紀子さんの名曲や『紅の豚』での秘話、そしてこれからの活躍といったさまざまな情報をご紹介します!
加藤登紀子の名曲
加藤登紀子さんは、ロシアに近い中国のハルビン(当時、満州)という町に生まれました。太平洋戦争が始まって2年後の1943(昭和18)年のことです。
戦争が終わり、加藤登紀子さんは家族4人で日本に帰国しました。加藤登紀子さんの母・加藤淑子さんは気丈な人で、常に生き残ることを考えていたといいます。
加藤登紀子さんは帰国後に東京大学に進学。1965年、在学中に出場した『第2回日本アマチュアシャンソンコンクール』で優勝を飾ります。優れた才能が認められ、翌年にシングル『誰も誰も知らない』でデビューしました。
次にリリースしたシングル『赤い風船』では、『日本レコード大賞』新人賞に輝きます。『日本レコード大賞』の受賞としては、1969年の『ひとり寝の子守唄』での歌唱賞も挙げられるでしょう。
左、加藤登紀子 1966年
ヒット曲となったのが『知床旅情』です。作詞作曲を森繁久弥さんが手がけたことでも知られ、ミリオンセラーとなりました。
加藤登紀子さんにはカバー曲も多く、オノ・ヨーコさんの曲『グッバイ・サドネス』や映画音楽『愛はすべてを赦す』を歌い上げています。
1984年のアルバム『最後のダンスパーティー』には、名曲『難破船』が収録されました。同曲は中森明菜さんがカバーし、大ヒットを記録しています。
自身のヒット曲としては、1987年の『百万本のバラ』があります。同曲はロシアの隣国でバルト三国の1つ、ラトビアの流行歌でした。
『百万本のバラ』は、ロシア語や英語に訳され、多くの人に歌われました。加藤登紀子さんも気に入り、歌詞を付けてアルバムに収録。
『高崎音楽祭』では、曲名をモチーフとしたオリジナル弁当が製作されるほど愛される名曲となりました。
百万本のバラ弁当
カバー曲として有名な作品は、フィリピンの歌手であるフレディー・アギラが歌った『ANAK〈息子〉』も挙げられます。加藤登紀子さんは、フィリピンのマニラで同曲を披露しました。
直近の音楽活動としては、歌手活動55周年を記念して2019年に『あなたに捧げる歌 6枚組 CD BOX』を発売しています。
加藤登紀子が語る『紅の豚』 リテイク36回!
加藤登紀子さんはジブリ制作の映画『紅の豚』に出演。ジーナ役を務めたことで、若い世代にも知られるようになりました。
同作は「飛ばねえ豚はただの豚だ」という名台詞でも知られています。主人公・ポルコのセリフですが、会話を交わす相手がジーナでした。加藤登紀子さんは、このシーンを36回もやり直したと自身のツイッターに投稿しています。
素晴らしいヒロイン・ジーナを演じた加藤登紀子さんは、2010年にファンからの質問に答えています。
『紅の豚』を見た視聴者のある疑問 加藤登紀子の返答が完璧だった
『紅の豚』では、主題歌『時には昔の話を』も担当しています。
加藤登紀子と母と娘たち
加藤登紀子さんには夫・藤本敏夫さんとの間に3人の娘がいます。娘たちと実母の加藤淑子さんに関して、2018年4月18日に出演したトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で語りました。
人一倍しっかりしていた加藤淑子さんは、戦争中のハルビンでも裁縫で家族を支えました。戦後、加藤登紀子さんが子供を出産すると、育児を担当したのは加藤淑子さんだったといいます。
加藤淑子さんに育てられた子供たちは立派に成長し、次女のYaeさんは歌手となりました。
加藤登紀子の絵がうまい
加藤登紀子さんは、自身で絵も描いています。ツイッターやインスタグラムに描いた作品を投稿しました。
バー『どん底』の絵
バラと食器の静物画
教会
加藤登紀子の現在・これから
加藤登紀子さんは、2019年8月9日に放送された情報番組『武田鉄矢の昭和は輝いていた 満州からの帰還者たちの想い~戦後復興の立役者~2時間スペシャル』(BSテレ東)に出演しました。
コンサート活動も盛んで、9月7日には高知の須崎市でコンサートを行いました。
また、10月には出演番組が多く、音楽番組『ミュージック・モア』(TOKYO MX)、トーク番組『極上空間』(BS朝日)にそれぞれ出演します。
加藤登紀子さんは、優れた歌唱力で数々の名曲を送り出してきました。家族との絆も固く、素晴らしい業績を残しています。加藤登紀子さんのこれからに期待が集まっています。
加藤登紀子 プロフィール
生年月日:1943年12月27日
出身地:中華人民共和国黒竜江省ハルビン市
血液型:O型
所属事務所:トキコ・プランニング
ハルビンに生まれ、太平洋戦争後日本に引き揚げてくる。東京大学在学中に参加したシャンソンコンクールで優勝してデビューした。ヒット曲『知床旅情』や『百万本のバラ』で人気歌手となった。自身で作詞作曲した『難破船』は歌手の中森明菜がカバーして大ヒット。アニメ映画『紅の豚』のヒロイン・ジーナ役でも知られる。新しいことに挑戦することが多く、ブログやFacebook、ツイッターやインスタグラムといったSNSも行う。
[文・構成/grape編集部]