ヤマト運輸を装う詐欺電話に警鐘 「冷静な判断ができるか心配」の声
公開: 更新:

※写真はイメージ

あなたのもとにも来るかも… 巧妙すぎる『ニセ警察官』の見分け方【完全ガイド】最近、全国で相次いでいる『警察官を名乗るニセモノ』による詐欺被害。 電話番号を偽装して本物の警察署からの着信に見せかけたり、ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を映して信用させたり…手口はますます巧妙化しています。 さらに今は、...

警察署の番号から電話がきて… まさかの手口に「巧妙化しすぎ」「気を付けて」2025年6月、警察庁がXアカウントで『ニセ警察詐欺』についての注意喚起を投稿。どんどん巧妙化している手口にゾッとします。
インターネットショッピングの普及に伴い、利用者も増えている宅急便。
家にいながら重い荷物も届けてくれるのは便利ですよね。
そんな利用者を狙った、宅急便を装う怪しい電話が増えているといいます。
伝票が濡れて読めないから住所を…
産経新聞によると、ヤマト運輸を装って「伝票が濡れて読めない」という電話が千葉県の船橋市を中心に増加。
詐欺の電話では「伝票が濡れて住所が分からないため荷物を届けられない」として、届け先の家族の名前や住所、年齢などを聞き出すといいます。
このような電話がかかってきた翌日に、再び担当者を名乗る電話がかかってくることもあったとのこと。
ヤマト運輸では、伝票が濡れて読めなくなったとしても荷物の依頼主に確認をとり、年齢を聞くこともないそうです。
ネット上では、このような手口の詐欺電話にさまざまな声が上がっていました。
・悪質な手口。高齢者だけではなく若い人でも騙されそう。
・もし自分にかかってきたら冷静に判断できるか心配です。
・家族にも伝えて注意してもらうようにしないとな。
メールや偽サイトにも注意
またヤマト運輸のウェブサイトでは、ヤマト運輸を装った迷惑メールや偽サイトにも注意をうながしています。
メールに記載されているリンクをクリックした場合、詐欺サイトへ誘導されることも。
警察庁によると、特殊詐欺は2019年の上半期だけでも8025件発生し、そのうち80%以上の割合で高齢者が被害に遭っていました。
警察庁は、不審に思った時は警察相談専用電話『#9110』に相談するよう呼びかけています。
[文・構成/grape編集部]